全国を巡る旅 第2弾 68日目:「SUZUKA Sound of ENGINE 2019」日曜日
2019年11月17日(日):2ヶ月半に及ぶ長旅の68日目です。
モータースポーツに関連したヒストリックカーのイベント「鈴鹿サウンド・オブ・エンジン」の三日目(日曜日)をご紹介します。
夢のようなこのイベントも、いよいよ最終日となりました。
本日の移動ルート
走行距離:145キロ
※この日の立ち寄り先は鈴鹿サーキットのみですが、その後に翌日巡る高野山の傍まで移動しました。
本日の記録
昨晩は鈴鹿サーキットに近いホテル「キャッスルイン鈴鹿中央」で8日振りにホテル泊しました。
8時40分頃にチェックアウトし、サーキットに向かいます。
このイベントも3日目になる為、久し振りのホテル泊を優先しゆっくりし過ぎました。
9時35分からのGroup Cフリー走行に間に合うようサーキット入りしたのですが、GPスクエアステージで行われていたトークショーに足を止めました。
レーシングスーツのお二人、誰だか分かりますか?
ティエリー・ブーツェンさんです。いや~、懐かしい。
私にとってはテオ・ファビさんやアレッサンドロ・ナニーニさんとベネトンに乗られていた頃(1987年・1988年)の印象が強いドライバーです。
所有する6輪車F1(Tyrrell P34)と伴に来日された、ピエルルイジ・マルティニさんです。
FL500のデモ・レースが東コース7周回で行われます。全13台が出走しました。
1978年式のFL500「ハヤシ 712」です。
同じく、1978年式のFL500「ハヤシ 712」です。デモ・レースの結果は1位でした。
1977年式のFL500「ファルコン 77A」です。
昨日のデモ・レースでクラッシュしましたが、無事に出走しています。
1974年式のFL500「マナティ MKⅠ」です。
※この写真はイラスト風に加工しています。
1977年式のFL500「ファルコン 77A」です。
次は「BH AUCTION RUN」が始まります。
1993年の全日本ツーリングカー選手権に参戦したグループA車両「STPタイサンGT-R」です。
Pagani Zonda Revolutionです。
ゾンダRの最終仕様として、世界で僅か5台のみが生産されています。
※この写真はイラスト風に加工しています。
77台限定で販売されたサーキット走行専用車両「Porsche 935 Flatnose」です。
後ろ姿もカッコいい!
この2台が鈴鹿フルコースを攻めたらラップタイムってどれ位なのでしょう?
Pagani Zonda 764 Passioneでしょうか。
Pagani Huayra(ウアイラ)です。
続いて「Legend of Formula1」のフリー走行が行われます。
フィリップ・ストレイフさんがドライブした1988年式のAGS JH23です。
マリオ・アンドレッティさんがドライブした1981年式のAlfaromeo 179Cです。
ナイジェル・マンセルさんがドライブした1988年式のWilliams FW12です。
なお、この写真のドライバーはティエリー・ブーツェンさんです。
中嶋悟さんがドライブした1991年式のTyrrell 019です。
中嶋悟さんがドライブした1989年式のLotus 101です。
アレッサンドロ・ナニーニさんがドライブした1989年式のBenetton B189です。
シビックタイプR(FK2型)のレースコントロール・カーが入ります。
グリッド&ピットウォークの時間ですが私はそのチケットを持たない為、パドックを見て回ります。
フェラーリ創業55周年記念車「Enzo Ferrari(エンツォ・フェラーリ)」です。
世界限定400台が生産されたそうです。人だかりが出来ていました。
タミヤ模型が所有するTyrrell P34が特別展示されました。
1976年にパトリック・デパイユさんがドライブした車両です。
当時、P34は6台が製造されたようですが、その内の2台をこのイベントで見る事が出来ました!
こちらはピエルルイジ・マルティニさんが所有するMinardi M191です。
1991年にマルティニさん自身がドライブした車両です。
サーキット走行専用車両「Porsche 935 Flatnose」です。
今日の昼飯は唐揚げです。美味しゅうございました。
ウロウロしている間に、NISSAN Legend Carsの走行とMOTORCYCLE Heritageのデモ・レースが終わってしまいました。
そろそろコースに戻ります。
「Historic Formula Register」のデモ・レースがフルコース8周回で行われます。全24台が出走しました。
1967年式のBrabham BT21です。
1966年式のLotus 41です。
1967年式のLotus 51Aです。
1969年式のBrabham BT28です。
1965年式のLotus 31です。
1969年式のLotus 59です。
1960年式のLotus 18です。
ここで再びPorsche 935 Flatnoseが走行しました。
シビックタイプR(FK2型)のレースコントロール・カーが入ります。
次はFormula 3000/Formula 2のデモ・レースがフルコース4周回で行われます。全12台が出走しました。
1990年式のLOLA T90-50です。おそらく国際F3000に参戦していた車両と思います。デモ・レースの結果は2位でした。
※この写真はイラスト風に加工しています。
1998年のフォーミュラ・ニッポンに野田英樹さんのドライブで参戦したコスモオイル・セルモ・ローラT98-51です。
1986年の全日本F2選手権にエイエ・エルグさんのドライブで参戦したDUNLOP FORMULA M2 YAMAHA March 86Jです。
1993年の全日本F3000選手権にハインツ・ハラルド・フレンツェンさんのドライブで参戦したLOLA T93-50です。
なお、この写真のドライバーはティエリー・ブーツェンさんです。
1984年の全日本F2選手権に松本恵二さんのドライブで参戦したMarch 842です。
1990年の全日本F3000選手権に片山右京さんのドライブで参戦したCABIN LOLA T90-50です。
1978年の全日本F2選手権で星野一義さんがシリーズチャンピオンを獲得したNOVA 532Pです。
2005年のフォーミュラニッポンに高木虎之介さんがTAKAGI PLANNING with CERUMOとして参戦したLOLA B351です。
デモ・レースの結果は1位でした。
1998年のフォーミュラ・ニッポンにラルフ・ファーマンさんのドライブで参戦したSHIONOGI TEAM NOVAのLOLA T96-51です。
デモ・レースの結果は3位でした。
1988年の全日本F3000選手権にロス・チーバーさんのドライブで参戦したワコール・ダンロップ March 88Bです。
続いてGroup Cのデモ・レースがフルコース8周回で行われます。全6台が出走しました。
1991年式のNISSAN R91CPです。
1986年式のNISSAN R86Vです。
1985年式のTOYOTA TOM’S 85C-Lです。
1988年式のADVAN alpha PORSCHE 962Cです。デモ・レースの結果は1位でした。
1991年式のRENOWN MAZDA 787B(JSPC仕様)です。デモ・レースの結果は2位でした。
下のCHARGE MAZDA 767Bとはオレンジと緑のカラーが反転しています。
1989年式のCHARGE MAZDA 767Bです。デモ・レースの結果は3位でした。
「WGP US Legends~Wayne is Back~」が始まります。
1990年~1992年に3年連続でWGPのタイトルを獲得されたウェイン・レイニーさんです。
26年前のレース中の事故で下半身不随となりましたが、上半身だけで操作できる車両が用意されて走行されました。
1995年・1996年の国内最高峰スーパーバイククラスを連覇し、1997年にはWGP500クラスで3度の表彰台を獲得された青木琢磨さんです。
1998年2月にテスト走行中の事故により下半身不随となりましたが、現在は四輪ドライバーとして活躍されています。
今回、ウェイン・レイニーさんと同様に上半身だけで操作できる車両で走行されました。
WGP500ccクラスで1984年、1986年、1988年、1989年の4度も世界チャンピオンを獲得されたエディ・ローソンさんです。
上記お三方と「キング・ケニー」ことケニー・ロバーツさんによる走行です。
往年のWGPファンには堪らない光景でしょう。
次はVITA-01によるレジェンド・ドライバーのデモ・レースが東コース7周回で行われます。全10台が出走しました。
ドライバーは黒澤元治さんです。デモ・レースの結果は2位でした。
ドライバーは長坂尚樹さんです。
ドライバーは中谷明彦さんです。デモ・レースの結果は3位でした。
ドライバーは寺田陽次郎さんです。
ドライバーは戸谷千代三さんです。
ドライバーは桑島正美さんです。
ドライバーは福山英朗さんです。デモ・レースの結果は1位でした。
NSX(NC1型)のセーフティカーです。
ここで本来ならば「Tyrrell P34 伝説のシックスホィーラー」の時間なのですが、残念ながらマシントラブルで走行しませんでした。
次のプログラム「60’s Racing Car」のデモ・レースが東コース5周回で行われます。全20台が出走しました。
1969年式のSKYLINE GT-R(PGC10)です。
1954年式のLotus Mk8です。
1964年式のBRABHAM BT8です。
1967年式のDATSUN FAIRLADY 2000(SR311)です。
1967年式のMacransa LMです。
1969年式のConiglio(コニリオ)です。
1966年式のFIAT ABARTH 1000SPです。
タキ・レーシングによる1968年式のLOLA T70 MkⅢです。
1967年式のPorsche 910(Carrera 10)です。
1964年に開催された第2回日本グランプリのGT-Ⅱクラスに参戦した、プリンス・スカイラインGT(S54)です。
続いて「Legend of Formula1」のデモ・レースがフルコース9周回で行われます。全5台が出走しました。
1967年式のCOOPER MASERATI T86です。
1989年式のBenetton B189です。デモ・レースの結果は2位でした。
中嶋悟さんがドライブした1991年式のTyrrell 019です。デモ・レースの結果は1位でした。
この写真のドライバーは次男の中嶋大祐さんです。
1981年式のAlfaromeo 179Cです。
シビックタイプR(FK2型)のレースコントロール・カーが入ります。
最後のプログラム「タイムトラベルパレード」が行われます。
しかし、暗くなり過ぎた為、撮影をギブアップしました。17時10分頃です。
パドックを覗いて帰路に着きます。
1969年式のTitan Mk4 Formula Fordです。
とても有意義なイベントでした。
また来ます!と誓いましたが、2019年を最後に2020年・2021年はコロナ禍の影響で開催されていません・・・。
この後は明日の高野山巡りの為に和歌山県伊都郡九度山町まで移動し、道の駅「柿の郷くどやま」で車中泊しました。
本日のまとめ
この日は6輪車F1「Tyrrell P34」がマシントラブルで走行できず残念でしたが、もう三日目になる「鈴鹿サウンド・オブ・エンジン」の最終日を堪能しました。
私は1980年代の半ばからサーキットに通い始めて35年になりますが、昔のレーシングカーが実走するイベントはこれが初めてでした。
国内トップ・フォーミュラはF2からF3000に変わり、1,000馬力を超えるグループCカーが隆盛を極めていた時代に感化されて、レーシングカーの撮影が一生の趣味になってしまいました。
当時と全く変わらないピカピカのレーシングカーをこんなにたくさん撮影できて本望です!
2ヶ月半にも及ぶ長旅のラストをこのイベントに合わせて正解でした。
明日は九州の自宅に向かう途中の寄り道と言うと怒られそうですが、日本仏教の聖地「高野山」を参ります。