2020年 スーパーフォーミュラ 第4戦 オートポリス 日曜日
先月、オートポリスで開催された「スーパーフォーミュラ 第4戦」の日曜日をレポートします。
この日は「スーパーフォーミュラ」第4戦の公式予選と決勝レース、「スーパーフォーミュラ・ライツ」第10戦・第11戦の決勝レース及び「TCRジャパン」第4戦 サンデーシリーズの決勝レースが行われました。
※前日(土曜日)の記事はこちらです。
本日の記録
昨晩は9月の「スーパーバイクレース in 九州」と同様に、場外に出る事なくフェスティバルガーデン駐車場で車中泊しました。
なお、今回購入したチケットも「ロイヤルルームウエスト観戦券」です。
しかし、朝4時半にあまりの寒さに目を覚ましたところ、11月の標高800mの気温は0℃でした。
昨年秋の北海道の旅に備えて用意したシュラフと毛布で命拾いしました。
今週末も「TKU スーパー耐久レース in オートポリス」に出動するのですが、12月のオートポリスは初めてなので氷点下を覚悟しつつ、車中泊の防寒対策に悩んでいます。
「Buzz Racing with B-Max」チームの朝です。
快晴に恵まれた一日になりそうです。
今朝のスケジュールは「スーパーフォーミュラ・ライツ」第10戦 決勝レースから始まります。
朝日がいい感じで射しそうな「さよりんブリッジ」付近に移動し撮影開始です。
スーパーフォーミュラ・ライツ #37 COROLLA CHUKYO Kuo TOM’S 320 小高一斗さんです。
スーパーフォーミュラ・ライツ #10 Rnsports320 植田正幸さんです。
スーパーフォーミュラ・ライツ #30 TEAM DRAGON SFL DRAGONさんです。
フォーメーションラップの最後尾を走るメディカルカーです。
スーパーフォーミュラ・ライツ 第10戦のスタート直後、トップの#50 Buzz Racing with B-MAX 阪口晴南さんです。
スーパーフォーミュラ・ライツ #5 ALBIREX RT 入山翔さんです。
スーパーフォーミュラ・ライツ #36 COROLLA CHUKYO Kuo TOM’S 320 宮田莉朋さんです。
スーパーフォーミュラ・ライツ #35 RS FINE K&N 320 河野駿佑さんです。
個人的にベスト・カラーリング賞を与えたいデザインです。
スーパーフォーミュラ・ライツ #3 ALBIREX RT ルッカ・アレンさんです。
アイルランド出身の弱冠18歳です。
スーパーフォーミュラ・ライツ #10 Rnsports320 植田正幸さんです。
スーパーフォーミュラ・ライツ #3 ALBIREX RT ルッカ・アレンさんです。
スーパーフォーミュラ・ライツ #50 Buzz Racing with B-MAX 阪口晴南さんです。
スタートからずっとトップを守っています。
スーパーフォーミュラ・ライツ #10 Rnsports320 植田正幸さんです。
スーパーフォーミュラ・ライツ #2 TODA FIGHTEX 名取鉄平さんです。
公式予選はポールポジションでした。
スーパーフォーミュラ・ライツ 第10戦は#50 Buzz Racing with B-MAX 阪口晴南さんが優勝しました!
小さく控えめなガッツポーズが見えますね。今季3勝目です。
スーパーフォーミュラ・ライツ #2 TODA FIGHTEX 名取鉄平さんです。2位入賞されました。
スーパーフォーミュラ・ライツ #35 RS FINE K&N 320 河野駿佑さんです。
「さよりんブリッジ」出口での逆光の反射とシルエット状に写る車両を狙い、幾つか気に入った写真が撮れました。
「スーパーフォーミュラ・ライツ」第10戦 決勝レースの結果は以下のとおりです。
優勝 | #50 | Buzz Racing with B-MAX | 阪口晴南さん |
2位 | #2 | TODA FIGHTEX | 名取鉄平さん |
3位 | #36 | COROLLA CHUKYO Kuo TOM’S 320 | 宮田莉朋さん |
マスタークラス 1位 | #30 | TEAM DRAGON SFL | DRAGONさん |
おめでとうございます!
続いて「TCRジャパン」第4戦 サンデーシリーズ 決勝レースが始まります。
TCRジャパン #45 若甦ドリームドライブ with KCMG 竹田直人さんです。
TCRジャパン #25 Volkswagen RT with TEAMWAKAYAMA 松本武士さんです。
TCRジャパン #21 Audi Team Hitotsuyama 篠原拓朗さんです。
TCRジャパン #73 M-PROTOTYPING Team STILE CORSE 大蔵峰樹さんです。
TCRジャパン #71 ダイワN通商アキランドレーシング 大山正芳さんです。
TCRジャパン #19 バースレーシングプロジェクト ヒロボンさんです。
序盤のデッドヒート(2位争い)です。終盤に1位を走行していた車両がスローダウンした為、この写真の順位でゴールしています。
TCRジャパン #62 全薬工業with TEAM G/MOTION’ 塩谷烈州さんです。
TCRジャパン #34 Drago CORSE 下野璃央さんです。現役の女子大生ドライバーです。
※12月5日(土)鈴鹿サーキットで催された第5戦 サタデーシリーズでオーバーオールの初優勝を飾られています。
TCRジャパン #45 若甦ドリームドライブ with KCMG 竹田直人さんです。
TCRジャパン #25 Volkswagen RT with TEAMWAKAYAMA 松本武士さんです。
TCRジャパン #19 バースレーシングプロジェクト ヒロボンさんです。
「TCRジャパン」第4戦 サンデーシリーズ 決勝レースの結果は以下のとおりです。
優勝 | #19 | バースレーシングプロジェクト | ヒロボンさん |
2位 | #25 | Volkswagen RT with TEAMWAKAYAMA | 松本武士さん |
3位 | #62 | 全薬工業with TEAM G/MOTION’ | 塩谷烈州さん |
おめでとうございます!
次に「スーパーフォーミュラ」の公式予選が始まります。
スーパーフォーミュラ #38 JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 石浦宏明さんです。
スーパーフォーミュラ #16 TEAM MUGEN SF19 野尻智紀さんです。
スーパーフォーミュラ #1 VANTELIN KOWA TOM’S SF19 ニック・キャシディさんです。
スーパーフォーミュラ #12 ThreeBond Drago CORSE SF19 タチアナ・カルデロンさんです。
スーパーフォーミュラ #64 TCS NAKAJIMA RACING SF19 牧野任祐さんです。
スーパーフォーミュラ #6 DOCOMO DANDELION M6Y SF19 福住仁嶺さんです。
スーパーフォーミュラ #50 Buzz Racing SF19 松下信治さんです。
スーパーフォーミュラ #4 ORIENTALBIO KONDO SF19 サッシャ・フェネストラズさんです。
スーパーフォーミュラ #1 VANTELIN KOWA TOM’S SF19 ニック・キャシディさんです。
スーパーフォーミュラ #19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 関口雄飛さんです。
スーパーフォーミュラ #51 Goldex Racing SF19 シャルル・ミレッシさんです。
公式予選Q1で今季ポイントリーダーの#20 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 平川亮さんがクラッシュしました。
これでノータイムとなり、決勝は19番手から厳しいスタートです。
スーパーフォーミュラ #5 DOCOMO DANDELION M5S SF19 山本尚貴さんです。
スーパーフォーミュラ #65 TCS NAKAJIMA RACING SF19 大湯都史樹さんです。
スーパーフォーミュラ #4 ORIENTALBIO KONDO SF19 サッシャ・フェネストラズさんです。
スーパーフォーミュラ #1 VANTELIN KOWA TOM’S SF19 ニック・キャシディさんです。
公式予選の結果は以下のとおりでした。
1位 | #16 | TEAM MUGEN SF19 | 野尻智紀さん |
2位 | #6 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 | 福住仁嶺さん |
3位 | #5 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 | 山本尚貴さん |
余談になりますが、公式予選Q2で1/1000秒まで同タイムという事象が2組もありました。
14台出走した中での2組ですので、たいへん稀な偶然です。
「スーパーフォーミュラ」公式予選が終了し、ピットウォークが始まりました。
KONDO Racingのレースクイーンの皆さんです。
Buzz Racing with B-Maxのレースクイーンの皆さんです。
バースレーシングプロジェクトのレースクイーンさんです。
スーパーフォーミュラ #12 ThreeBond Drago CORSE SF19 タチアナ・カルデロンさんです。
今回、最もお目にかかりたかったドライバーです。唯一、ファンサービスをされてました。
Buzz Racing with B-Maxのレースクイーンさんです。
ピットウォーク終了です。
「スーパーフォーミュラ・ライツ」第11戦 決勝レースに向けて、ロイヤルルーム・ウエストウイングの屋上に移動します。
各車がスターティング・グリッドに向かいます。
スーパーフォーミュラ・ライツ #35 RS FINE K&N 320 河野駿佑さんです。
スーパーフォーミュラ・ライツ #5 ALBIREX RT 入山翔さんです。
スーパーフォーミュラ・ライツ #50 Buzz Racing with B-MAX 阪口晴南さんです。
スーパーフォーミュラ・ライツ #13 B-MAX ENGINEERING 石坂瑞基さんです
間もなくスタートです。
スーパーフォーミュラ・ライツ #35 RS FINE K&N 320 河野駿佑さんです。
スーパーフォーミュラ・ライツ #2 TODA FIGHTEX 名取鉄平さんです。3位入賞されました。
優勝~3位の車両が並びます。
#36 COROLLA CHUKYO Kuo TOM’S 320 宮田莉朋さんが優勝しました!今季8勝目です。
「スーパーフォーミュラ・ライツ」第11戦 決勝レースの結果は以下のとおりです。
優勝 | #36 | COROLLA CHUKYO Kuo TOM’S 320 | 宮田莉朋さん |
2位 | #50 | Buzz Racing with B-MAX | 阪口晴南さん |
3位 | #2 | TODA FIGHTEX | 名取鉄平さん |
マスタークラス 1位 | #30 | TEAM DRAGON SFL | DRAGONさん |
おめでとうございます!
表彰式後、スーパーフォーミュラに乗り換える為、走ってピットに戻る宮田莉朋さんの姿がありました。
いよいよ「スーパーフォーミュラ」第4戦 決勝レースがスタートします。
メインストレート・エンドの先に行くと、オートポリスのスタッフ・ジャンパーを着た人がドローンを上げていました。
前方に見える「PRESS ONLY!」と書かれたバリケードの脇にスタンバイしていると、オートポリスのスタッフから退くように言われた為、二度移動してこの土手の上に腰を据えました。いよいよ落ち着いてスタートの時を待ちます。
すると…、また違うスタッフから退くように言われ、この後も二度移動しました。
私だけではなく大勢が右往左往していました。人に依って言う事が違うのは問題です!
私は数え切れない程、ここオートポリスには通ってますが今回のオペレーションは過去最悪でした。
安全やコロナ禍を理由にすれば全て正当化される様に聞こえますが、私達は高い料金を払って来ている事も忘れないで下さい。
全てのレースを終えた「TCRジャパン」55MOTO with J’S RACINGの車両が一足先に帰路に着きます。
木曜日の特別スポーツ走行から4日間、お疲れ様でした。
フォーメーションラップを2周回行った後、41周の決勝レースがスタートしました。
1コーナーから2コーナー「EKチェーンコーナー」を抜けて行きます。
大柄なフォーミュラで台数も多い為、迫力があります。
1周を終え、2周目に入ります。
スーパーフォーミュラ #20 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 平川亮さんです。
公式予選Q1のクラッシュで19番手スタートでしたが、抜群のスタートを決めて7つのポジションアップに成功しました。
スーパーフォーミュラ #5 DOCOMO DANDELION M5S SF19 山本尚貴さんです。
スタートで2台にかわされ5番手に後退しました。
スーパーフォーミュラ #65 TCS NAKAJIMA RACING SF19 大湯都史樹さんです。
5番手スタートでしたがエンジンストールに伴うスタート手順違反(ドライビングスルーペナルティ)の裁定を受けた為、優勝争いから脱落しました。
※12月6日(日)鈴鹿サーキットで催された第6戦でスーパーフォーミュラ初優勝を飾られています。
デビューイヤーでの優勝、おめでとうございます!
ロイヤルルーム・ウエストウイングの屋上に移動します。
スーパーフォーミュラ #7 KCMG Elyse SF19 中山雄一さんです。
スーパーフォーミュラ #14 ROOKIE Racing PONOS SF19 大嶋和也さんです。
スーパーフォーミュラ #36 VANTELIN KOWA TOM’S SF19 宮田莉朋さんです。
スーパーフォーミュラ #51 Goldex Racing SF19 シャルル・ミレッシさんです。
スーパーフォーミュラ #1 VANTELIN KOWA TOM’S SF19 ニック・キャシディさんです。
KONDO Racingのピットです。
戦い終えた車両が戻って来ます。
スーパーフォーミュラ #1 VANTELIN KOWA TOM’S SF19 ニック・キャシディさんです。
決勝レース7位で4ポイント獲得です。
スーパーフォーミュラ #5 DOCOMO DANDELION M5S SF19 山本尚貴さんです。
公式予選3位で1ポイント+決勝レース2位で15ポイント=16ポイント獲得です。
スーパーフォーミュラ #64 TCS NAKAJIMA RACING SF19 牧野任祐さんです。
決勝レース3位で11ポイント獲得です。
スーパーフォーミュラ #3 ORIENTALBIO KONDO SF19 山下健太さんです。
決勝レース5位で6ポイント獲得です。
スーパーフォーミュラ #50 Buzz Racing SF19 松下信治さんです。
決勝レース6位で5ポイント獲得です。
急遽の代役参戦でありながら流石です!
今年9月まで参戦していたFIA F2のMPモータースポーツのレーシングスーツを纏われています。
スーパーフォーミュラ #36 VANTELIN KOWA TOM’S SF19 宮田莉朋さんです。
決勝レース8位で3ポイント獲得です。
今大会の宮田莉朋さんは本当に凄かった!
木曜日と金曜日は「スーパーフォーミュラ・ライツ」の専有走行があり、土曜日と日曜日には「スーパーフォーミュラ・ライツ」の決勝を3レースと「スーパーフォーミュラ」の決勝レースを戦っています。
1周4.674kmのオートポリスを4日間で302周したらしく、レーシングスピードで1,411km走った計算になるそうです。
何と言うタフガイなのでしょう!
更に、「スーパーフォーミュラ・ライツ」は優勝2回と3位入賞、「スーパーフォーミュラ」は8位で3ポイント獲得しており、4つの決勝レースそれぞれで結果を残しています。
スーパーフォーミュラ #16 TEAM MUGEN SF19 野尻智紀さんです。
公式予選1位で3ポイント+決勝レース優勝で20ポイント=23ポイント獲得の完全勝利です!
0.664秒のギャップで2位に甘んじた山本尚貴さんが悔いる姿に勝利への執念を感じました!これぞプロです。
優勝した野尻智紀さんもコメントされてましたが、あと1周回あれば逆転していた事でしょう。
もしくはタイヤ交換のタイミングをもう1、2周早めていれば結果は違っていたかも知れません。
しかし、これがレースの厳しい現実なので仕方ありません。
※11月29日(日)富士スピードウェイで催されたスーパーGT最終戦では最終周のチェッカー手前での劇的な逆転優勝と、2020年シーズンのGT500年間チャンピオンを獲得されています。
優勝した野尻智紀さんが三浦愛さんによる勝利者インタビューを受けています。
優勝~3位の車両が並んでいます。ホンダエンジン・ユーザばかりが揃いました。
「スーパーフォーミュラ」第4戦 決勝レースの結果は以下のとおりです。
優勝 | #16 | TEAM MUGEN SF19 | 野尻智紀さん |
2位 | #5 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 | 山本尚貴さん |
3位 | #64 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 | 牧野任祐さん |
おめでとうございます!
全てのレースが終了し、日も傾いて来ました。
これから150km、3~4時間を掛けて帰宅します。
20時半頃に地元に帰り着きましたので、「牧のうどん」で腹を満たし一日を終えました。
本日のまとめ
今年のオートポリスでは「スーパーGT」の大会が催されない為、本大会をメーンイベントとして来場しました。
やはり「スーパーフォーミュラ」は、その圧倒的なスピードも含めて見応えがあります。
毎レース、誰が勝つか予断を許しませんし、年間シリーズチャンピオンの行方も楽しみです。
近年、ドライバーの層が厚くなりレベルが高まっているように感じるのは私だけでしょうか。
「スーパーフォーミュラ・ライツ」は今年初めてのカテゴリーである為、新鮮な目で楽しめました。
その中で宮田莉朋さんが「スーパーフォーミュラ」とのダブルエントリーを成し遂げたのは驚きでした。
また、ツーリングカー・レース「TCRジャパン」の併催も嬉しい限りです。
90年代に隆盛を極めた全日本ツーリングカー選手権(JTCC)を懐かしく思い出させてくれます。
この記事を書き上げたのは12月10日(木)ですが、今週末もオートポリスに出動します。
今回は「スーパー耐久」の大会ですが、「フォーミュラ・リージョナル」も併催されます。
後日レポートしますので是非ご覧ください。