全国を巡る旅 第2弾 25日目:オロロンライン~ノシャップ岬~稚内
2019年10月5日(土):2ヶ月半に及ぶ長旅の25日目です。
ついに日本最北の町、稚内に辿り着きました!
本日の移動ルート
走行距離:208キロ
本日の旅の記録
昨晩は道の駅「もち米の里☆なよろ」で車中泊しました。
ここは、天塩郡遠別町にある道の駅「富士見」です。
※その後、令和2年4月に道の駅「えんべつ富士見」としてリニューアルオープンしています。
少し高くなった土手に上がってみましたが、広い駐車場に私のクルマしか居ません。
日本海が見えますが、生憎の曇天です。
土手には大きく「オロロンラインえんべつ」の文字が見えます。
九州を発って25日目に楽しみにしていた日本海オロロンラインを走っています。
この往路は二つの長距離フェリーを利用した為、ここまで自走した距離は僅か4千キロ程です。
オロロンラインの名物と言えばコレ!
オトンルイ風力発電所です。3.1kmに渡って28基の風車が一直線に並んでいます。
ローターはオランダ製で2003年2月に本格始動したそうです。
この写真では大きさが分かり辛いですが、高さは直径50.5mあるローター含めて99m(支柱だけで74m)もあります。
稚内まで50キロを切りました。右はサロベツ原野、左は日本海です。
楽しみにしていた利尻富士の姿は曇天の為、拝めませんでした。
ノシャップ岬(野寒布岬)に着きました。
紛らわしいですが、道東・根室市の納沙布岬とは別です。
ここから眺める夕焼けはたいへん美しいそうですが、この天気では諦めざる得ません。
※翌日は宗谷岬で最高の夕焼けを体験できました。
高さ42.7mの稚内灯台です。
北海道では最も高く、全国でも島根県の出雲日御碕(いずもひのみさき)灯台に次ぐ2番目の高さだそうです。
ノシャップ寒流水族館と稚内市青少年科学館が併設された「わっかりうむ」を見学しました。
水量90トン・1周45mの回遊水槽が目玉です。
「流氷の天使」「流氷の妖精」と呼ばれるクリオネです。
成長に伴い貝殻が退化して消滅する、ハダカカメガイ(裸亀貝)と言う巻貝の仲間だそうです。
「流氷の蝶」と呼ばれるミジンウキマイマイのみを捕食するそうですが、飢餓に強く餌が無くても半年〜1年ほど生きるようです。
カクレクマノミ等の熱帯魚も展示されています。
強面の風貌に反して、性質は温厚で臆病らしいオオカミウオです。
歯が頑丈で顎の力が強く、硬い貝類や甲殻類を噛み砕いて食べるそうです。
ここに来れば幻の魚「イトウ」と会えます。
日本最大の淡水魚で、1937年に十勝川で捕獲されたイトウは2.1mもあったそうです。
成長に伴い降海する性質のようですが、ここの回遊水槽ではオオカミウオやホッケ等の海水魚と一緒に泳いでいます。
平成24年(2012年)に新しくなったJR稚内駅です。
駅前広場に旧稚内駅(昭和40年9月〜平成23年4月)の頃の「日本最北端の線路」がモニュメントとして設置されています。
駅舎は再開発ビル「キタカラ(KITAcolor)」と一体化しており、最果ての地とは思えない立派な建物です。
稚内駅のホームです。鹿児島の枕崎駅から約3,100キロと書かれています。
九州に暮らしておきながら本土最南端の地を訪ねていない為、近いうちに行かねばなりません。
観光案内所の方に紹介してもらった、海鮮炉端「うろこ亭」でエビフライ定食 990円を頂きました。
この大きなエビフライを見て下さい!たいへん美味しゅうございました。
この日は、稚内駅に隣接した道の駅「わっかない」で車中泊しました。
普通車90台ほどの駐車場が満車の状態でした。
利尻島・礼文島にフェリーで渡る人達がここにクルマを置いて行くのでしょうか。
本日のまとめ
晴れていれば、オロロンラインからの利尻富士の眺望やノシャップ岬の夕焼けが楽しめた筈だったのですが、天気ばかりは仕方がありません。
明日もこの辺りに留まってリベンジします。
10月初旬の稚内の気温は一桁で冷たい風が強く吹いている為、体感的にかなり寒く感じました。