全国を巡る旅 第2弾 29日目:能取岬~網走~知床(ウトロ)

2019年10月9日(水):2ヶ月半に及ぶ長旅の29日目です。

能取岬~網走~知床(ウトロ)を巡りました。

本日の移動ルート

走行距離:141キロ

本日の旅の記録

昨晩は道の駅「流氷街道網走」で車中泊しました。

朝5時に美岬トンネル西側駐車帯から眺めた能取岬の遠景です。

反対方向(能取湖側)には釣り人がたくさん居ます。未確認ですが鮭釣りと思われます。

2017年に航空会社JALのCMで人気アイドルグループ「嵐」がロケを行った能取岬です。

岬+灯台+朝焼けがセットになったロケーションで、たいへん美しい絶景が撮れました。

八角形で白と黒の縞模様が特徴の能取岬灯台です。大正6年に初点灯したそうです。

昭和53年に「水産日本の発展を希求」して建てられたオホーツクの塔です。

黒くつぶれて見えませんが、高さ10mの二本の柱と3mの漁師の像、そしてその上の鮭の像で構成されています。

知床連山越しの美しい日の出を拝めました。

現地で出会った旅行者の方です。奥様は宿で未だ寝ておられる為、置き去りにしたそうです。

ドローンで動画を撮影されるとの事で一部始終を見学させてもらいました。

風が強かったのですがドローンは姿勢を安定させたまま上昇し、めちゃくちゃキレイなハイビジョン映像が撮れていました。

降りて来ました。朝陽を反射して輝いています。

いや~、感動しました。

連絡先を交換しておけば良かったです。YouTubeにアップされてないでしょうか。

私は岬と灯台が大好きで全国かなりの箇所に立ち寄っていますが、能取岬に佇む能取岬灯台が一番のお気に入りです。

ここのロケーションは最高です。CMにも起用され、嵐ファンの聖地になっているのではないですか。


卯原内園地のサンゴ草(アッケシソウ)は、残念ながら既に終わっていました。

8月下旬〜9月中旬頃は、深紅の絨毯を敷き詰めたようになるそうです。


雨になりましたが、博物館「網走監獄」を訪ねました。

ちょうど、50分間の館内ガイドツアー(無料)が始まる時間だったので参加させてもらいました。

解り易く解説して下さります。

「昭和の脱獄王」白鳥由栄です。

26年間の服役中に青森刑務所、秋田刑務所、網走刑務所、札幌刑務所から4回の脱獄を成し遂げたそうです。

晴れました!

舎房の外観です。5棟が放射状に広がっています。

その5棟の舎房の全てが見渡せるように設けられた中央見張所です。

ベルギーのルーヴァン監獄をモデルにした五翼放射状平屋舎房は、雑居房と独居房の226房に最大700名が収容できたそうです。

1912年(明治45年)から1984年(昭和59年)まで72年間に渡り、網走刑務所の獄舎として使用されています。

順序が前後しましたが、ここが通称「赤レンガ門」と呼ばれる正門です。

左右に部屋が設けられ、一方は看守が受け付けとして使い、もう一方は面会に来た家族が待合室に使用したそうです。

監獄食堂で頂いたポーク丼970円です。どうせなら監獄食を注文すべきでした・・・。


天気がイマイチですが、網走監獄からほど近い天都山展望台から眺めた知床方向です。

右端に見えるのは斜里岳1,547mで、中央は海別岳1,419mでしょう。


オホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた東西に細長い約8kmの砂丘「小清水原生花園」です。

展覧ヶ丘展望台から眺めたオホーツク海と知床連山です。

この辺りは網走から知床まで続く国道244号とJR釧網線の線路が約7kmに渡り隣接して走っています。

この写真は原生花園駅から網走方向を見ているのですが、左側に小清水原生花園インフォメーションセンターHanaと国道244号および濤沸湖が広がっています。

右側には展覧ヶ丘展望台とオホーツク海が広がっています。

濤沸湖側には馬が居ました。夏の間だけ放牧されるそうです。

濤沸湖側に整備された木道から見た小清水原生花園インフォメーションセンターHanaの外観です。


斜里町朱円西区にある縄文時代後期の遺跡「朱円環状土籬(しゅえんかんじょうどり)」です。

出土した土器からは東北地方に由来した文様が見られるらしく、この時期に東北地方の文化的影響が道東地域にまで及んでいた事を示しているそうです。

その出土品は知床博物館に常設展示されています。

なお、この斜里町にて発見されている縄文時代の遺跡は数百ヶ所もあるそうです。


知床八景の一つ「オシンコシンの滝」です。

落差は50mもあり、流れが二つある事から「双美の滝」とも呼ばれるそうです。

※この写真は流れの一つと思われます。雪解けの時期は左側に二つ目の流れがあるようです。

知床には立派な滝がたくさんある為、観光客が少なく秘爆と言われている「三段の滝」です。

二段しか見えませんが、この上にもう一段あります。

そう言えば、9日前(9月30日)に巡った恵庭渓谷にも「三段の滝」がありました。


ウトロ港の一角に立つゴジラ岩が夕陽に照らされています。15m程の高さがあります。

知床観光船「おーろら」と「おーろら2」です。

この日は強風の為、全便欠航したようです。

16時45分頃にウトロ港から見た夕焼けです。さすがに知床の日暮れは早いです。

ウトロ港の遠景です。高台まで大きなホテルが見えます。

右寄りにあるのがTVでもよく紹介される「北こぶし知床 ホテル&リゾート」です。

貧乏旅の私には利用できる筈もなく、この後は道の駅「うとろ・シリエトク」で車中泊しました。

本日のまとめ

この日も美しい朝焼けから一日が始まりました。

能取岬のロケーションは本当に素晴らしく、「早起きは三文の徳」とはこの事でした。

日中は観光ルートの王道、網走監獄~小清水原生花園~オシンコシンの滝を巡り、早い時間にウトロの町に辿り着きました。

明日はここ知床でヒグマの撮影に挑みます。

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