全国を巡る旅 第2弾 30日目:知床
2019年10月10日(木):2ヶ月半に及ぶ長旅の30日目です。
世界自然遺産「知床」を巡り、ヒグマの撮影にも成功しました。
本日の移動ルート
走行距離:73キロ
本日の旅の記録
昨晩は道の駅「うとろ・シリエトク」で車中泊しました。
朝から知床八景の一つでありウトロのシンボルでもある「オロンコ岩」に登ります。
高さ約60mですが、そそり立っている為、170段ほどの階段が結構ハードでした。
頑張った甲斐あって絶景が拝めました。中央にそびえる巨岩は三角岩です。
早朝に出漁した秋鮭定置網漁と思われる漁船が戻って来ます。斜里町は鮭の漁獲量が日本一だそうです。
今日は波も穏やかで、知床観光船「おーろら2」も出航準備中です。
しかし、知床半島突端まで行く岬コースは9月末で終了しており、カムイワッカの滝までの短い航路しか運航していませんでした。
楽しみにしていたウトロ漁協婦人部食堂は閉店していました。残念です。
オレンジ色の遊漁船と白灯台・赤灯台です。
プユニ岬展望台(国道334号沿いにある見晴橋辺り)から眺めたウトロの遠景です。近くに見えますが望遠レンズで撮影しています。
ここからの夕陽と流氷の眺めはたいへん美しいそうです。
ホロベツ園地で「フレペの滝」へ向かう遊歩道の前半の林を抜けて開けた辺りです。
私のしばらく前を行くご婦人が振り返りながら警戒される素振りでしたので歩みを遅らせたところ、立ち止まってしまわれました。
私は北海道の山林では大きめの熊鈴を鳴らしながら歩くのですが、心細くて追い付くのを待っていたそうです。
足の悪いご主人には駐車場で待ってもらい一人で歩き始めたが、熊と出くわさないか怖くなったとの事でした。
そのご婦人に撮ってもらった一枚です。後ろに見えるのは宇登呂灯台です。
黒くつぶれた事を随分と気にされてましたが、全く問題ありません。想い出の一枚になりました。
フレペの滝は中央下部の影になっている崖をしとしと流れる滝で「乙女の涙」と呼ばれるそうです。
それよりもこの日は知床連山がたいへんキレイに見えました。
カムイワッカ湯の滝です。滑って転びそうなので眺めるだけにしました。
朝から雲一つ無い晴天が続いています。
ここが陸路で行ける終点のようでした。
道端に居たキタキツネなのですが、近付いても動じる事なく舌を出して睨まれました。
知床観光船が短いコースしか運航しておらず乗船を見送った為、ヒグマとの出会いも諦めていたのですが、赤イ川の河口を少し上がった辺りで会えました!
それも2頭一緒の写真が撮れました!
高台の道路から100mは離れていた為、望遠レンズが役立ちました。
カムイワッカの滝まで行った知床観光船「おーろら2」がウトロ港に戻っています。ヒグマには出会えたのでしょうか。
知床峠からの眺望です。
国後(くなしり)島が見えます。ロシアに実効支配されている北方領土の一つです。
日本百名山の一つ、羅臼岳1,661mです。
羅臼ビジターセンターのお嬢さんに教えてもらった知床食堂で羅臼昆布羅~メンを頂きました。
道の駅「知床・らうす」にあるお店です。
イカ釣り漁船の漁火が月夜に映えてキレイです。
9月頃に黒潮や対馬海流に乗って北上したスルメイカがこの辺りに到達するらしく、羅臼港には全国各地からイカ釣り漁船が集まり、12月まで漁を行うそうです。
この後は、そのまま道の駅「知床・らうす」で車中泊しました。
本日のまとめ
ウトロ漁協婦人部食堂での朝飯を楽しみにしていたのですが、営業しておらず出鼻を挫かれました。
また、知床観光船「おーろら」を利用するつもりでいましたが、知床半島の突端までは行かない航路であった為、乗船を止めました。
知床岬を見れなかったのは残念ですが、ヒグマと出会う使命は何とか果たせました。
朝から晩まで好天に恵まれた一日でしたので良しとします。
明日は知床の羅臼側と野付半島を巡ります。