全国を巡る旅 第2弾 31日目:知床(羅臼)~野付半島
2019年10月11日(金):2ヶ月半に及ぶ長旅の31日目です。
午前中は知床の羅臼側に滞在し、午後は野付半島を巡りました。
本日の移動ルート
走行距離:236キロ
本日の旅の記録
昨晩は道の駅「知床・らうす」で車中泊し、早朝の羅臼の町を散策しました。
しおかぜ公園にある「知床旅情」の歌碑です。
森繁久彌さん主演映画「地の涯に生きるもの」の銅像も建立されています。
小説「オホーツク老人」が昭和35年に映画化される際、撮影で羅臼に長期滞在した時に作られた歌が「知床旅情」だそうです。
さすが知床です。羅臼の町中をエゾシカと一緒に散歩しました。
これが当たり前の日常なのか、レアな体験なのか分かりませんが。
羅臼の町から仰ぎ見る羅臼岳1,661mです。
6時半過ぎの羅臼港です。
この海と山と空のカムイに会いたく知床を訪れています。
「望郷の森」にある知床望郷展望台(羅臼国後展望塔)に上がりました。
海抜167mの高台から羅臼の町が一望できます。沖合は少し煙っていましたが国後島も拝めました。
クジラの見える丘公園へ移動し、クジラやシャチとの出会いを待ちます。
羅臼灯台が隣接して建っています。
傾斜度15度らしい急勾配の坂を登った海抜80mの高台にありますが、カモメや鳶(トンビ)が上がって来ます。
そして、ついに・・・
オジロワシに出会えました!
強風に震え2時間近く漁船の行き来を眺めていましたが、クジラやシャチには会えずに終わりました。
10月半ばはシーズンオフなのでしょう。
知床世界遺産ルサフィールドハウスに寄りました。
写真が見辛くて恐縮ですが、知床岬や知床岳などを利用する登山者やシーカヤック利用者などに対して、現地のリアルな情報が提供されています。
隣接するルサ川では知床財団のスタッフの方が、遡上する樺太鱒(カラフトマス)と鮭(シロザケ)を数えておられました。
終点の相泊の一つ手前にある瀬石集落にあるセセキの滝です。落差は約30mあります。
クルマで行ける限界の相泊です。
ここから先は突端の知床岬まで岩場を歩いて2泊3日で往復するらしく、番屋は漁師さんのものなのでヒグマに怯えながらテントで寝るそうです。
羅臼ビジターセンターの傍にある間歇泉です。この日は50分待つと15秒噴き出していました。
私と同様に一人旅をされていた方とオジサン同士で眺めました。
標津町のそば処「福住 総本店」で頂いた、そば・ほたて丼セット 1,500円です。
海老と帆立の天丼がたいへん美味しゅうございました。
昨日、羅臼ビジターセンターのお嬢さんに聞いていた食堂の一つが福住だった為、野付半島に向かう途中で見掛けたこのお店に飛び込みました。
野付半島にも居ました。オジロワシです。
オオハクチョウの親子です。
エゾシカの群れです。
国後島と対向した最狭部16kmに最も近い灯台「野付埼灯台」です。
野付埼灯台の手前で一般車両は進入禁止になります。
この辺りは海のルビーとも呼ばれる「北海シマエビ」の産地ですが、野付半島はエビの形をした広大な砂嘴です。
2005年にラムサール条約の登録湿地に認定されています。
この景色を見て下さい。日本とは思えません。
まるでシベリアのようです。行った事ないんで知りませんが。
この後は道の駅「おだいとう」を経由し、道の駅「スワン44ねむろ」まで移動して車中泊しました。
本日のまとめ
北海道での野生動物との出会いを旅のミッションの一つにしていましたが、昨日からの知床と野付半島は野生動物の宝庫でした。
残念ながらクジラやシャチはシーズンオフだったようです。
また、オオワシは流氷のシーズンでなければ難しいでしょうから仕方ありません。
オジロワシを至近距離で撮れたので良しとします。
※8日前の10月4日に旭山動物園で飼育されたオオワシには会っています。