全国を巡る旅 第2弾 38日目:夕張~安平~室蘭
2019年10月18日(金):2ヶ月半に及ぶ長旅の38日目です。
午前中は夕張の近郊を巡り、昼からは安平を経由して室蘭を訪ねました。
室蘭の近郊は絶景の宝庫でした。
本日の移動ルート
走行距離:236キロ
本日の旅の記録
昨晩は道の駅「夕張メロード」で車中泊しました。
朝6時半の夕張メロードです。敷地はJR新夕張駅に隣接し、建物はJA夕張市のスーパーマーケットになっています。
2015年(平成27年)に完成した堤高110.6mの夕張シューパロダムです。
湛水面積(水面の面積)はダム湖として日本で2番目らしく、1961年(昭和36年)に完成した旧大夕張ダムがそのまま水没しているそうです。
あの広い斜面に波紋を作りながら滑り落ちる様を見たかったのですが、一滴も流れていません。
ダム下流にある「出会い橋」から眺めた夕張川です。やはり水量が少ないようです。
クルマを置いた左岸駐車場に居たキタキツネです。
旧夕張駅舎に併設されている「Cafe&Sweets 和」です。
この年(2019年)4月1日の石勝線夕張支線廃止に伴い、駅は閉鎖されましたが「夕張観光案内センター」と「Cafe&Sweets 和」が残っています。
昨日の午後、夕張に着いて先ずは観光案内センターを訪ねたのですが、土日・祭日だけしか開かないらしく困っていると「Cafe&Sweets 和」のお母さんとお嬢さんが熱心に案内くださりました。
たいへん失礼ですが町全体が暗い雰囲気にある中、温かい気持ちに癒されました。
次に滝の上公園を訪ねました。
JR滝ノ上駅の傍で見掛けたスノーシェルターです。幾つも段々に連なっているのは何故でしょうか。
1925年(大正14年)に建設された赤いレンガ造りの水力発電所「滝の上発電所」です。
右手前に写っているのがフランシス水車と呼ばれるもので、製造年や材質は不明との事でした。
地層が褶曲により傾いた状態のまま、弱い部分が浸食され水路となって落ち込んだ「千鳥ヶ滝」です。
この年(2019年)4月19日にオープンした、道の駅「あびらD51ステーション」に立ち寄りました。
北海道専用車両として製造されたキハ183系です。
特急おおぞらのヘッドマークを掲げたこの車両ともう一両を国鉄特急色に再塗装し保存する為、クラウドファンディングによる資金調達を募ったそうです。
その結果、支援者数887人・支援総額1,386万円を達成しています。
追分地区は明治時代に室蘭本線が開通して以来、夕張炭鉱の石炭を室蘭へ運ぶ要衝として発展したそうです。
キハ183系特急用ディーゼル車の説明です。
1981年(昭和56年)に登場し、2018年(平成30年)に引退したようです。
この道の駅の目玉「D51 320号機」です。
デゴイチの愛称で親しまれたD51型は、1936年(昭和11年)から1,115両が量産されたそうです。
昼食は菜の花カレー610円を頂きました。ちょっと高いかな。
室蘭市近郊の絵鞆(えとも)半島に辿り着きました。
この半島の外海岸には名勝・景勝地が密集しています。
チャラツナイ(茶良津内)展望台からの眺望です。
続いて地球岬です。
以前はこの地球儀の中に電話ボックスがあったようです。
インスタグラム用のフォトフレーム「ムロスタグラム」が用意されています。
チキウ岬灯台の先には水平線が広がります。
地球岬展望台は高さ130mに位置しており、太平洋を見渡す大パノラマが拝めます。
2階建ての展望台の上階にある撮影スポットから撮った一枚です。
遠くに見えるのは函館の方向になる恵山岬(えさんみさき)です。
春から秋に掛けて太平洋を回遊するイルカやクジラを見る事もあるそうです。
室蘭市に二つある「幸福の鐘」の一つです。もう一つは白鳥大橋の袂にあります。
次に金屏風展望台からの眺めです。赤褐色を帯びた崖に朝日が映えると金の屏風のように見えるようです。
絵鞆半島の外海岸には、崖に夕日が映えて銀色に輝く銀屏風もあるそうです。
続いてトッカリショ展望台からの眺望です。
クマザサが断崖を絨毯のように覆った独特な景観です。
高台から眺めた夕暮れの室蘭港です。橋長1,380mの東日本最大の吊り橋「白鳥大橋」が見えます。
室蘭市は新日鉄住金や日本製鋼所の工場がある鉄の町で、人口9万人の北海道で11番目に大きな都市だそうです。
道の駅「みたら室蘭」から眺めた白鳥大橋です。
祝津風力発電所で発電された電力によりイルミネーション・ライトアップされているそうです。
この美しい黄昏を見て下さい。これが室蘭市にある「幸福の鐘」の二つ目です。
室蘭市白鳥大橋記念館のロビーはハロウィンで飾られていました。
この後は虻田郡洞爺湖町にある道の駅「あぷた」まで移動して車中泊しました。
本日のまとめ
夕張から安平を経由して室蘭を訪ねました。
道の駅「あびらD51ステーション」は北海道の鉄道ファンには堪らない聖地なのではないでしょうか。
また、室蘭近郊の絵鞆半島は絶景が凝縮された穴場でした。
明日は雨の中、洞爺湖から羊蹄山の袂に掛けて巡ります。