全国を巡る旅 第2弾 41日目:江差町~松前町~北斗市~函館市~七飯町
2019年10月21日(月):2ヶ月半に及ぶ長旅の41日目です。
北海道の最南端に位置する渡島半島を巡りました。
その中で函館山展望台には昼と夜の二度に分けて上りました。
本日の移動ルート
走行距離:341キロ
本日の旅の記録
昨晩は自称「日本一小さい道の駅」江差で車中泊しました。
水平線に霞んで見えるのは、渡島小島と大ヒヤク島・小ヒヤク島です。
逆光で潰れてしまい見辛いですが、北海道最南端の白神岬です。
本州最北端の大間崎(下北半島)から15kmほど南に位置するらしく、津軽海峡を隔てた対岸の竜飛崎(津軽半島最北端)からは19.2kmの距離だそうです。
本州と北海道を結ぶ青函トンネルの完成を記念して造成された「トンネルメモリアルパーク」に立ち寄りました。
昭和39年に青函トンネル建設の第一歩となる調査斜坑の掘削が開始されて以来、二十四年余の歳月を経て昭和63年3月に津軽海峡線として開業したそうです。
また、ここは「駆逐艦 柳 応戦展望の地」でもあるらしく、駆逐艦 柳 平和記念塔も設置されています。
昭和20年7月14日早朝のアメリカ艦載機10数機との激しい交戦において柳は60名の負傷者と21名もの戦死者を出した際、当時の町民が負傷者の救援に務め戦死者を弔ったそうです。
上磯郡木古内町にあるサラキ岬「咸臨丸終焉の地」です。
咸臨丸は1860年(安政7年)に木村摂津守喜毅、勝海舟、福沢諭吉、ジョン万次郎などを乗せてサンフランシコに向けて浦賀を出航し、日本の船としては初めて太平洋横断の快挙を成し遂げたそうです。
1871年(明治4年)9月12日に戊辰戦争で敗れ北海道移住を余儀なくされた白石藩片倉氏の旧臣を乗せて仙台の寒風沢を出航し、箱館経由で小樽に向かう途中の9月20日にサラキ岬沖で座礁し数日後に沈没したそうです。
沖合に海上自衛隊の護衛艦#114「すずなみ」が見えます。
北斗漁港(茂辺地地区)から見た函館山(334m)です。
後ほど上がる展望台からの眺望が楽しみです。
北斗消防署の水難救助隊の方々が海猿の訓練をされていました。ご苦労様です。
函館山展望台に上がりました。昼の部です。
いよいよ明日、あの津軽海峡フェリーに乗って北海道を離れます。
TVで何度も見た函館市街地の風景が目の前にあります。
両側を海に挟まれた独特の地形です。
五稜郭タワーも見えます。望遠レンズで撮影しています。
函館市民の憩いの公園「緑の島」です。
函館出身のロックバンド「GLAY」の野外ライブも行われるそうです。
函館空港は函館市の中心部から約9km(バスで約20分)の距離にあり、便利が良さそうです。
函館山山頂には「函館山テレビ・FM放送所」があり、複数の電波塔が建っています。
この写真は「STV札幌テレビ放送」の電波塔です。
五稜郭に寄る前に「函館市北洋資料館」を見学します。
北洋航海体験室には独航船の操舵室を再現したシミュレーターがあり、荒波を越える船の揺れとスクリーン映像により北洋航海を体感できます。
これだけで入館料100円の価値はありました。更に入館すると芸術ホール駐車場が2時間まで無料になります。
五稜郭タワーです。後ほど上がります。
2006年(平成18年)に改築された高さ107mの新タワーだそうです。
日本初の洋式城郭で五つの突角が星形の五角形状である事から五稜郭と呼ばれ、郭内には箱館奉行所庁舎が建てられたそうです。
五稜郭跡には幕末に植えられた樹齢150年以上の立派な松の木が多く現存しています。
榎本武揚さんは旧幕府脱走軍の総裁で新政府軍に敗れた後、赦免され逓信大臣、文部大臣、外務大臣、農商務大臣を歴任した人物です。
タワーに上がって五稜郭跡を一望します。確かに星形五角形をしています。
再訪する機会があれば、次は約1,600本もある桜が開花する時期に訪れたいと思います。
中央にある箱舘奉行所は外堀となる五稜郭と共に1864年(元治元年)に完成しましたが、1868年(明治元年)の新政府軍と旧幕府脱走軍との箱館戦争の後、1871年(明治4年)に解体されたらしく、存在した期間はわずか7年だったそうです。
2010年に当時の建築方法で忠実に復元されています。
先程まで居た函館山です。
函館山の夜の部を再訪するまで時間がある為、大沼国定公園に足を延ばします。
北海道駒ヶ岳(1,131m)が見えます。独特な形をした山です。
薄紫に染まった空でもう一枚載せます。
未だ17時なのですが、一気に暗くなりました。
ピンク色に染まる空と湖面が美しい大沼です。
晩飯はラーメン山岡家 函館万代店で塩ネギラーメン(大盛) 900円を頂きました。
味付け白髪ネギが特徴で美味しゅうございました。
ラーメン山岡家は北海道発祥ですが、私が暮らす九州にも北九州市若松区に一店舗だけあります。
函館山展望台の夜の部に再訪します。
マイカーやレンタカーは17時から22時まで混雑防止の為に通行止めになりますので待機していました。
これが「世界三大夜景」「100 万ドルの夜景」とも称される眺望です。
私はマイカーで昼と夜の二度に分けて訪れましたが、ロープウェイを利用し日没を挟んで留まるのが良いでしょう。
この後は、亀田郡七飯町にある道の駅「なないろ・ななえ」で車中泊しました。
本日のまとめ
好天に恵まれた渡島半島を巡った中、特に函館は素晴らしい観光地でした。
ほぼ函館山と五稜郭跡を訪ねただけですが、想い出として記憶に刻まれました。
函館市は国内1000の市区町村を対象にした「市区町村魅力度ランキング」でも1位・2位の常連のようです。
明日は24日間も滞在した北海道に別れを告げて青森県大間町に渡ります。