全国を巡る旅 第1弾 8日目:志摩~伊勢
2019年6月20日(木):15日間を掛けて西日本(四国~関西・近畿~北陸)を巡る旅の8日目です。
志摩の横山展望台~安乗岬を訪ねた後、伊勢の二見興玉神社~伊勢神宮(外宮・内宮)~猿田彦神社を参拝しました。
本日の移動ルート
走行距離:169キロ
本日の旅の記録
昨晩は三重県志摩市の「クインテッサホテル伊勢志摩」に宿泊しました。
ホテルの朝食です。
うっかり時間帯を勘違いしており、片付け中のところを無理言って待ってもらいました。
残りものでしたが、有難うございました。
昨日は空振りに終わった英虞湾(あごわん)の眺望に期待して横山展望台に向かいます。
標高203mの横山に五つの展望台が設置されています。
2018年春のリニューアルで、三つの展望台がウッドデッキのテラスに生まれ変わったそうです。
その一つ「横山天空カフェテラス」です。
英虞湾に浮かぶ約60の小島と入り組んだ半島が絵になります。
2016年「G7伊勢志摩サミット」の会場となった志摩観光ホテルも見えます。
2014年に英虞湾を機窓から撮った一枚を載せます。
上空から見るとこんな感じです。
注)2014年8月の写真です。
次は安乗岬に向かいます。
打ち寄せる荒波が有名な所だそうですが、この日の太平洋はとても穏やかでした。
安乗埼灯台です。四角い白亜の灯台は映画「喜びも悲しみも幾年月」のロケ地にもなりました。
また、登れる灯台16基の一つでもあり、「日本の灯台50選」にも選ばれています。
明治6年(1873年)に「日本の灯台の父」と呼ばれるイギリス人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により建てられた時は総ケヤキ造り八角形の木造灯台だったそうです。
続いて二見興玉(おきたま)神社に向かいます。
通りすがりに鳥羽市松尾町で見掛けた光景です。海鮮料理「王将」の屋上に水中翼船が載っていました。
昭和38年(1963年)4月に日立造船が建造したPT50型「王将」号です。
昭和38年(1963年)5月から昭和57年(1982年)11月まで、鳥羽~名古屋・鳥羽~伊良子~蒲郡に就航していたらしく、延べ152万人が利用し240万km(地球約60周)を航行したそうです。
二見興玉神社には伊勢夫婦岩ふれあい水族館「伊勢シーパラダイス」が隣接しています。
同じく隣接している伊勢夫婦岩めおと横丁です。
伊勢名物のあんころ餅「赤福」の店舗がありますが、天井に並んだ赤い提灯は関係あるのでしょうか?
二見興玉神社です。
ここ二見浦を訪れ「浜参宮」を済ませてから伊勢神宮へ向かう、古来からの慣わしがあるそうです。
私もそれに倣いました。
禊橋(みそぎばし)です。禊とは罪や穢れを落とし、自らを清らかにする為の神道における水浴の事です。
二見興玉神社の本殿です。茅の輪神事が行われていました。
御祭神は導きの神、道の神である猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)です。
二見興玉神社の境内社になる「龍宮社」です。
御祭神は海の守り神である綿津見大神(わたつみのおおかみ)です。
夫婦岩です。
注連縄(しめなわ)の長さは35mらしく、男岩に16m、女岩に10mが巻かれて、間の長さは9mだそうです。
私の地元にも二見ヶ浦の夫婦岩がありますので、参考までに一枚載せます。
どうですか、中々のロケーションでしょう。「日本の渚100選」「日本の夕日100選」にも選ばれている絶景ポイントです!
注)福岡県糸島市志摩桜井にある桜井二見ヶ浦の夫婦岩です。
伊勢神宮に向かいます。
先ずは外宮(豊受大神宮)からです。
後に訪ねる内宮(皇大神宮)との位置関係は上記案内図のとおりです。
外宮の御祭神は、衣食住を始めあらゆる産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)です。
外宮の第一鳥居です。
両脇の柱に榊の枝葉が掛けられており、神域との区切りを表しています。
外宮の正宮「豊受大神宮」です。
外宮域内の別宮としては「多賀宮」「土宮」「風宮」の三つがあります。
次は内宮(皇大神宮)に移動します。
TVでもよく紹介される見覚えのある風景です。
内宮の御祭神は、日本人の総氏神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)です。
五十鈴川に掛かる宇治橋が内宮の入口になります。
宇治橋から眺めた五十鈴川です。
木除杭(きよけくい)が建っています。川の流れは、とても穏やかなのですが。
古来からの慣わしで参拝者がお清めを行う場所「御手洗場」です。
参道の真ん中にも巨木が立っています。左手側が正宮「皇大神宮」になります。
内宮の正宮「皇大神宮」です。
内宮域内の別宮としては「荒祭宮」「風日祈宮」の二つがあります。
その別宮の一つ「荒祭宮」です。
舞・奏楽を伴う御神楽を行う「神楽殿」と⼀般的な御祈祷を行う「御饌殿(みけでん)」が並んでいる所です。
内宮は御神楽用の神楽殿と御饌用の御饌殿に分かれていますが、外宮は分かれていないようです。
なお、初穂料(玉串料)は、
御饌:5,000円以上、御神楽(倭舞):15,000円以上、大々神楽(倭舞・人長舞):50,000円以上
だそうです。
宇治橋から五十鈴川を眺めて内宮を後にします。
最後に猿田彦神社を訪ねました。
猿田彦神社の境内社である「佐瑠女(さるめ)神社」です。
御祭神は芸能上達・縁結びの神様と言われる天宇受売命(あめのうずめのみこと)です。
残念なものを見ました。まともな千社札は一部だけで、これでは落書きと変わりません・・・。
猿田彦神社の本殿です。手前にあるのは八角形の石柱「方位石」で参拝者の多くが触れるそうです。
御祭神は「みちひらき」の神様と言われる猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)です。
猿田彦神社の御神田です。毎年5月5日には豊作を祈り早苗を植えるお祭り「御田祭」が行われるそうです。
この後は愛知県愛西市まで移動し、道の駅「立田ふれあいの里」で車中泊しました。
本日のまとめ
前半は志摩で自然の景観に触れ、後半は伊勢で神様を参拝しました。
神仏を敬う気持ちが足りない私でも「お伊勢参り」は長年の夢でした。
50代半ばになりましたが実現できて感無量です!
明日は航空自衛隊 岐阜基地で戦闘機を眺めて過ごします。