全国を巡る旅 第2弾 49日目:平泉「中尊寺」~厳美渓~唐桑半島
2019年10月29日(火):2ヶ月半に及ぶ長旅の49日目です。
世界文化遺産の平泉から厳美渓を巡り、唐桑半島の御崎まで足を延ばしました。
本日の移動ルート
走行距離:184キロ
本日の旅の記録
昨晩は道の駅「平泉」で車中泊しました。
道の駅のレストランで平日のみ朝6時からの日替わり朝定食 500円です。美味しゅうございました。
新米コシヒカリと味噌汁のお代わり自由でワンコインです。コスパ最高でしょう!
平泉は中尊寺だけではなく、歴史好きの方には堪らない見所だらけです。
「平泉─仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群─」として、中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山が世界文化遺産に登録されています。
中尊寺の入口手前に源義経と伴に最期を遂げた武蔵坊弁慶の墓碑があります。
関山 中尊寺を参拝します。
奥州藤原氏の初代清衡公が11世紀後半に東北地方で続いた戦乱(前九年・後三年合戦)で亡くなった霊を慰め、仏国土(仏の教えによる平和な理想社会)を建立する趣旨で堂塔を造営したらしく、寺塔が四十、禅坊(僧の宿舎)が三百に及んだそうです。
参道となる月見坂には樹齢350年の杉の巨木が連なっています。
中尊寺金色堂の覆堂です。堂内は撮影禁止の為、網膜に焼き付けました・・・。
なお、須弥壇の中には奥州藤原氏の初代から三代までの遺体と四代の首級が安置されているそうです。
奥州藤原氏が滅亡して500年目に当たる元禄2年(1689年)に「奥の細道」の旅に出た松尾芭蕉と門人の河合曾良(かわいそら)が平泉を訪れています。
有名な二つの俳句「夏草や兵どもが夢の跡」「五月雨の降り残してや光堂」は平泉で詠まれたそうです。
中尊寺を離れて達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)に向かいます。
およそ千二百年前、坂上田村麻呂が征夷の御礼に清水寺を模した精舎を建て、108体の毘沙門天を祀った岩窟です。
懸崖造りの毘沙門堂は火災の度に再建されて、昭和36年に再建された現堂は5代目だそうです。
この大オッコウは樹齢500年のイチイの木との事ですが、横に拡がっている様子からするとキャラボク(伽羅木)かも知れません。
次に岩手県一関市にある厳美渓に向かいます。
2キロに渡って渓谷美が続く厳美渓です。名勝・天然記念物に指定されています。
厳美渓の名物になっている郭公屋「かっこうだんご」です。
川の上に張られたロープに下がる籠に代金を入れて木槌を叩くと、籠は引き上げられて代わりに注文した団子とお茶が降りて来ます。
続いて唐桑半島の御崎に向かいます。
唐桑半島ビジターセンターが休館日で閉まっていた為、遊歩道を岬の突端まで歩いてみました。
この日は朝から曇天でしたが、16時半の三陸の海はますます暗くなり大荒れでした。
ここに着いてから誰とも会わないし、更に写真まで不気味に写るので怖くなりました。こんな事は初めてです。
天気が良ければ絶好の景勝地なのでしょうが・・・。
この後は宮城県石巻市まで移動し、道の駅「上品の郷(じょうぼんのさと)」で車中泊しました。
本日のまとめ
昨日に続き岩手県を巡りましたが、北海道の次に大きい都道府県なのに2日間で終えてしまい後悔しています。
結果論ですが、湯田ダム(錦秋湖)のライトアップを昨日無理して訪ねたのが災いし、宮古市の浄土ヶ浜など県北を全く観光できませんでした。
しかし、歴史に疎い私でも是非とも訪れたかった平泉は世界文化遺産だけに、たいへん有意義でした。
明日は航空自衛隊 松島基地~牡鹿半島~スポーツランド菅生を巡ります。