全国を巡る旅 第2弾 62日目:伊豆半島②
2019年11月11日(月):2ヶ月半に及ぶ長旅の62日目です。
西伊豆の景勝地を巡った後、浄蓮の滝と天城山隧道(旧天城トンネル)を訪ねました。
本日の移動ルート
走行距離:191キロ
本日の旅の記録
昨晩は静岡県賀茂郡松崎町にある、道の駅「花の三聖苑伊豆松崎」で車中泊しました。
旧大沢学舎です。
明治6年(1873年)に大沢村の依田佐二平氏が私財を投じて自宅内に開設した洋風2階建ての公立小学校です。
その後、明治22年(1889年)村役場に転用された後、平成5年(1993年)この場所に移築復元されています。
食事処「天城山房」で頂いた天城丼 880円です。美味しゅうございました。
道の駅でゆっくりし過ぎましたが、先ずは伊豆西海岸随一の景勝地である堂ヶ島に向かいます。
「伊豆の松島」と呼ばれています。
干潮時に三四郎島までの道が現れるトンボロ現象も有名なようです。
洞窟の天井に穴が開いている天然記念物「天窓洞」です。
その穴の上から洞窟の中の遊覧船を撮りました。見上げて手を振っておられます。
次は、夕陽を浴びて黄金色に輝く岩肌で知られる景勝地「黄金崎(こがねざき)」を訪れます。
風化によって黄褐色に変質した変朽安山岩だそうです。
三島由紀夫氏がこの場所を描いた小説「獣の戯れ」の一説を記した碑があります。
続いて恋人岬です。
700m程の富士見遊歩道を進んだ、岬の先端にある展望デッキを目指します。
左にあるのはグアムの恋人岬と提携関係を結んだ際に送られた金の鐘です。グアムの恋人岬には伊豆から送られた銀の鐘があるそうです。
右にあるメガネ記念碑の先には、晴れていれば美しい富士山を望めるようです。この日は雲が多くダメでした。
岬の先端の展望デッキにある、見つめ合う恋人像「アモーレ」です。この先にも本来ならば富士山が望めます。
愛の鐘「ラブコールベル」を3回鳴らすと恋愛が成就するそうです。
ここ恋人岬にオジサン一人で寄るのは小恥ずかしいものがありました。
今回の旅において、この様な恋人の聖地を訪れるのは何箇所目でしょうか…。
西伊豆を離れて、浄蓮の滝に向かいます。
高さ25m、幅7m、滝壺の深さは15mもあるそうです。日本の滝100選に選ばれています。
滝の周辺には県指定天然記念物ジョウレンシダ(ハイコモチシダ)が自生しています。
石川さゆりさんの名曲「天城越え」の歌碑があります。
わさび田の大きさに驚きました。水が清らかなこの地の名産品です。
滝の傍の売店で買った「わさびらむね」です。擦りたてのわさびを飲み口に盛ってくれます。
伊豆のわさびは日本一の高級品だそうです。
続いて天城山隧道(旧天城トンネル)を訪ねます。
私、恥ずかしながら「天城越え」は東北の山奥と勝手にイメージしておりまして、今回の旅で伊豆半島のど真ん中である事を知りました。
下田街道の改良工事の一環として着工から5年の歳月を経て明治38年(1905年)に開通したらしく、石造りのトンネルとしては日本最長らしく446mもあります。
川端康成の小説「伊豆の踊子」に登場するトンネルとして余りにも有名です。
トンネルの中はこんな感じです。離合は困難でしょうがクルマも通れます。
近くの道の駅「天城越え」に立ち寄ったところ、土砂降りの雨になりました。
最後に世界遺産に登録されている韮山反射炉を見学すべきでしたが、時間も過ぎてしまった為、素通りしました…。
御殿場まで移動し、この2ヶ月半の旅の往路にも寄った割烹お食事処「魚啓」を再訪しました。
その日の記事はこちらです。
今回も日替り丼 1,500円を頂きました。たいへん美味しゅうございました。
この後は静岡県富士宮市にある、道の駅「朝霧高原」で車中泊しました。
本日のまとめ
伊豆半島は広く見所満載の地でした。
韮山反射炉に寄れなかったのは残念ですが、丸二日間を掛けて伊豆の自然と文化を堪能しました。
明日は田貫湖の湖畔から富士山を眺めた後、薩田峠~三保の松原~日本平~御前崎を巡ります。