2021年 スーパーフォーミュラ 第3戦 オートポリス 日曜日
オートポリスで開催された「スーパーフォーミュラ 第3戦」の日曜日(5月16日)をレポートします。
この日は悪天候の為、「スーパーフォーミュラ・ライツ」第9戦と「TCRジャパン」第2戦 サンデーシリーズの決勝レースがキャンセルされて、「スーパーフォーミュラ」第3戦と「スーパーフォーミュラ・ライツ」第8戦の決勝レースのみが行われました。
雨が降り霧が立ち込める中、めげずにたくさんの写真を撮って記事にまとめましたので是非ご覧ください。
※前日(土曜日)の記事はこちらです。
本日の記録
今回購入したチケットも「ロイヤルルームウエスト観戦券」であった為、昨晩は場外に出る事なくフェスティバルガーデン駐車場で車中泊しました。
5月半ばの標高800mでの車中泊は快適でぐっすり眠れました。
朝から霧に包まれているのが分かりますか。
ロイヤルルーム・ウエストウイングの屋上から眺めたコントロールタワーとパドックビルです。
このような濃霧になるとスケジュールが遅延するだけでなくレース自体が中止となる為、今回も高いチケットの価値が半減しそうです・・・。
先ずは、8時から予定されていた「スーパーフォーミュラ・ライツ」第8戦が遅延します。
この後、何度も遅延が繰り返されました。
ロイヤルルーム・ウエストウイングの2階で退屈な時間を延々と過ごします。
クルマの中やグランドスタンドに居るよりも快適ですが。
朝から車両の走行は全く無いまま、11時頃にピットビューが始まりました。
ロイヤルチケットの客はメインストレートを横切ってピットレーンへ渡ります。
最終コーナー側も1コーナー側も濃い霧に覆われています。
KONDO RACING「raffinee Lady」「raffinee μ’s」の皆さんです。
TEAM MUGEN 野尻智紀さん(右)とRed Bull MUGEN Team Goh 大津弘樹さん(左)です。
Red Bull MUGEN Team Goh 大津弘樹さんがファンの声に応えています。
KCMGの松田次生監督です。
TCS NAKAJIMA RACINGの皆さんがドライバー名の横断幕を掲げています。
オートポリス・サーキットクイーンの皆さんです。
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S「VANTELIN Race Queen」「TOM’S Lady」の皆さんです。
ジュリアーノ・アレジさんが乗るスーパーフォーミュラ・ライツのピットです。
さすが名門チームTOM’Sです。このピットビューの為に片付けたのでしょうが整理整頓が行き届いています。
carenex TEAM IMPUL「ITOCHU ENEX IMPUL LADY」「Mobil1レースクイーン」の皆さんです。
さて、この人はダレでしょう?
大湯都史樹さん本人でした。
いつも積極的にファンサービスされている為、速いだけではなく人気も伴っています。
私も大好きで最も応援しているドライバーです。
北海道出身ドライバーでスリッピーな路面コンディションは得意だそうです。
B-MAX Racing Team「B-MAX Glory Girls」さんです。
オートポリスでは30周年となった昨年、3箇所のコーナーやブリッジでネーミングライツ契約を結んでいますが、新たにシグナルタワーが「NGKスパークプラグタワー」と名付けられました。
なお、「SHOWAコーナー」と名付けられていた第1ヘアピンはショーワが日立Astemoになった為、「日立Astemoコーナー」に変更されています。
遅れに遅れて12時25分から「スーパーフォーミュラ・ライツ」第8戦 決勝レースが14周または30分間で行われる事になりました。
なお、第9戦は中止が決定しています。
#2 TODA FIGHTEX 佐藤蓮さんがポールポジション。#50 Byoubugaura B-MAX Racing 320 名取鉄平さんが2番手。#10 MAX RACING 320 三宅淳詞さんが3番手。#36 Deloitte. TOM’S 320 ジュリアーノ・アレジさんが4番手からスタートします。
私は数え切れないほどレース観戦しておりますが、今回初めてグリッドビューを経験しました。
ポールポジション・スタートの#2 TODA FIGHTEX 佐藤蓮さんです。
2番手スタートの#50 Byoubugaura B-MAX Racing 320 名取鉄平さんです。
4番手からスタートする#36 Deloitte. TOM’S 320 ジュリアーノ・アレジさんです。
#37 Kuo カローラ中京 TOM’S 320 平良響さんです。
セーフティカー先導でスタートが切られました。
#2 TODA FIGHTEX 佐藤蓮さんです。スリックタイヤを履いています。
#36 Deloitte. TOM’S 320 ジュリアーノ・アレジさんです。
#37 Kuo カローラ中京 TOM’S 320 平良響さんです。
#10 MAX RACING 320 三宅淳詞さんです。
この後、9周目にセーフティカー先導が解かれ、わずか2周のマッチレースがリスタートしました。
先頭の#2 TODA FIGHTEX 佐藤蓮さんはスリックタイヤを履いていた為、ズルズルと後退します。
3位に入賞した#35 RS FINE K&N 320 河野駿佑さんです。
ポディウム前に優勝~3位の車両が並びます。
セーフティカーランが長かった為、10周回のレースとなりました。
「スーパーフォーミュラ・ライツ」第8戦 決勝レースの結果は以下のとおりでした。
優勝 | #50 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 | 名取鉄平さん |
2位 | #36 | Deloitte. TOM’S 320 | ジュリアーノ・アレジさん |
3位 | #35 | RS FINE K&N 320 | 河野駿佑さん |
マスタークラス 1位 | #51 | B-MAX ENGINEERING 320 | SYUJIさん |
おめでとうございます!
表彰式後、スーパーフォーミュラに乗り換える為、走ってピットに戻るジュリアーノ・アレジさんの姿がありました。
昨年の大会では、同様にダブルエントリーしていた宮田莉朋さんの走る姿を何度も見掛けました。
14時になって、いよいよスーパーフォーミュラの走行が始まります。
#6 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 牧野任祐さんです。
#18 KCMG 国本雄資さんです。
#14 NTT Communications ROOKIE 大嶋和也さんです。
この走行も間もなく赤旗終了となりました。
ここで私は大幅に狂ったスケジュール進行を勘違いしてイベント広場へ食事に向かってしまいました。
今日の昼食は「萬天楼」の日田焼そばにしました。美味しゅうございました。
ここで聞こえた場内アナウンスで、「スーパーフォーミュラ」第3戦 決勝レースのスタートが間近に迫っている事に気付きました。
そうですよね、既に14時半になっています。先程の走行は決勝レース直前のウォームアップ走行でした。
残された時間は僅かでしたが、折角のグリッドビューをふいには出来ないので走って戻りました。
公式予選ではタイム抹消となった為、最後尾19番手からスタートする#64 TCS NAKAJIMA RACING 大湯都史樹さんです。
15番手スタートの#7 KCMG 小高一斗さんです。
11番手スタートの#15 Red Bull MUGEN Team Goh 大津弘樹さんです。
14番手スタートの#18 KCMG 国本雄資さんです。
ここで無情にもグリッドビューからの退出が命ぜられました。
我がのミスなので仕方ありませんが、わずか5~6分のグリッドビューになってしまい4人のドライバーしか撮影できませんでした。トホホ・・・
慌ただしくロイヤルルーム・ウエストウイングの屋上に移動します。
18番手スタートの#5 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 福住仁嶺さんと最後尾19番手スタートの#64 TCS NAKAJIMA RACING 大湯都史樹さんです。
公式予選でタイム抹消となり、18番手からスタートする#5 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 福住仁嶺さんです。
同じく公式予選でタイム抹消となり、16番手からスタートする#14 NTT Communications ROOKIE 大嶋和也さんです。
14番手スタートの#18 KCMG 国本雄資さんと15番手スタートの#7 KCMG 小高一斗さんです。
ここでセーフティカーが外れ、スタンディング・スタートとなりました。
フォーメーションラップを終えてスターティング・グリッドに向かう、ポールポジション・スタートの#36 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S ジュリアーノ・アレジさんです。
フォーメーションラップを終えてスターティング・グリッドに向かう、5番手スタートの#38 P.MU/CERUMO・INGING 坪井翔さんです。
フォーメーションラップを終えてスターティング・グリッドに向かう、7番手スタートの#16 TEAM MUGEN 野尻智紀さんです。
フォーメーションラップを終えてスターティング・グリッドに向かう、16番手スタートの#14 NTT Communications ROOKIE 大嶋和也さんです。
シグナル、オールレッドです。
シグナル、ブラックアウトし42周回の決勝レースがスタートしました。
「SHOWAコーナー」から名称変更された「日立Astemoコーナー」の遠景です。
余談ですが、鈴鹿サーキットのシケインも「日立オートモティブシステムズシケイン」から「日立Astemoシケイン」に名称変更しています。
2021年1月1日に日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワ、日信工業の4社が合併して「日立Astemo(アステモ)株式会社」が発足した為です。
なお、スタート直後の1コーナーでアクシデントが発生した為、いきなりのセーフティカーランになりました。
セーフティカーラン中の#64 TCS NAKAJIMA RACING 大湯都史樹さんです。
5周目でリスタートした後の#64 TCS NAKAJIMA RACING 大湯都史樹さんです。
5周目でリスタートした後の#19 carenex TEAM IMPUL 関口雄飛さんです。
リスタート直前の最終コーナーでコースアウトした為、順位を落としています。
この後、11周目に激しい降雨により再びセーフティカーランになった後、更に天候が悪化した13周目に赤旗が提示されました。
赤旗提示により整列する先頭の#36 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S ジュリアーノ・アレジさんです。
スタートラインに一直線に整列しました。
セーフティカーランに続いて赤旗中断されると、こう並ぶのでしたっけ。
#6 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 牧野任祐さんです。
セーフティカーラン中にタイヤ交換を済ませ、最後尾に並んでいます。
#4 KONDO RACING 中山雄一さんです。
レース再開を期待して待ちましょう。
#5 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 福住仁嶺さんです。
#6 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 牧野任祐さんです。
#12 ThreeBond Drago CORSE 塚越広大さんです。
#19 carenex TEAM IMPUL 関口雄飛さんです。
赤旗中断が長引いており、ドライバーが一旦降車します
#5 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 福住仁嶺さんです。
#6 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 牧野任祐さんです。
赤旗中断中のタイヤ交換も認められました。
#3 KONDO RACING 山下健太さんです。
16時20分にセーフティカー先導で再開されるとのアナウンスがあり、ドライバーが乗り込みます。
#6 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 牧野任祐さんです。
後ろから失礼しますが、何をしている写真か分かりますか?
濡れた靴底を滑らないように拭いています。
#3 KONDO RACING 山下健太さんも乗り込みました。
#4 KONDO RACING 中山雄一さんも乗り込みました。
また、霧が濃くなります。
#6 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 牧野任祐さんです。
オーバーテイクシステム(OTS)のLEDがヘルメットやHALO(ヘイロー)に反射しています。
結局、レースは再開される事なく16時30分に打ち切りが宣言されました。残念です。
なお、リザルトは11周終了時の順位となりました。
#1 TCS NAKAJIMA RACING 山本尚貴さんです。
決勝レースの結果は9位で1ポイント獲得です。レース距離の75%未満で中止となった為、与えられるポイントが半分になっています。
優勝した#36 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S ジュリアーノ・アレジさんと舘信秀監督の記念撮影が行われています。
ジュリアーノ・アレジさんが三浦愛さんによる勝利者インタビューを受けています。
暫定表彰式の様子です。
2位に#51 B-MAX RACING TEAM 松下信治さん、3位に#39 P.MU/CERUMO・INGING 阪口晴南さんが登壇していますが、正式には松下信治さんに5秒加算のペナルティが科せられ、阪口晴南さんが繰り上がっています。
「スーパーフォーミュラ」第3戦 決勝レースの結果は以下のとおりです。
優勝 | #36 | Kuo VANTELIN TEAM TOM’S | ジュリアーノ・アレジさん |
2位 | #39 | P.MU/CERUMO・INGING | 阪口晴南さん |
3位 | #51 | B-MAX RACING TEAM | 松下信治さん |
おめでとうございます!
これにて全てのスケジュールが終了しました。
本日のまとめ
「スーパーフォーミュラ・ライツ」第9戦と「TCRジャパン」第2戦 サンデーシリーズの決勝レースはキャンセルとなり、どうにか行われた「スーパーフォーミュラ」第3戦と「スーパーフォーミュラ・ライツ」第8戦の決勝レースも赤旗中断やセーフティーカーが介入した時間ばかりで、レーシングスピードでの競争は殆ど見れませんでした。
その中で「スーパーフォーミュラ」と「スーパーフォーミュラ・ライツ」にダブルエントリーしていたジュリアーノ・アレジさんの活躍が目を引きました。
今年は「スーパーフォーミュラ・ライツ」がメインで「スーパーフォーミュラ」は中嶋一貴さんの穴を埋める代役であったのが、なんと参戦2戦目で優勝してしまいました。
初めてのオートポリスで荒れた天候の中、ピット位置がピットロード出口に一番近いメリットとダブルエントリーによるコースコンディションの見極め易さをしっかり活かしての活躍でした。
レース以外では、ドライバーの方々のファンサービスが見られて有意義なピットビューでした。
昨年の大会はレースクイーンさんばかりで、ドライバーはタチアナ・カルデロンさんだけがファンサービスをされていました。
※昨年の記事はこちらです。
悪天候のレースもドラマがあって良いですが、この土日は辛い2日間でした。やはり私は晴れのレースを望みます!