全国を巡る旅 第2弾 44日目:三沢基地・三沢航空科学館~奥入瀬渓流~十和田湖~弘前城

2019年10月24日(木):2ヶ月半に及ぶ長旅の44日目です。

三沢基地・三沢航空科学館で戦闘機を堪能した後、奥入瀬渓流から十和田湖に足を延ばし、夜はライトアップされた弘前城に寄りました。

本日の移動ルート

走行距離:228キロ

本日の旅の記録

昨晩は「国道279号ゆとりの駐車帯」で車中泊しました。ここには隣接してローソン横浜町店があって便利でした。

「ゆとりの駐車帯」って青森県だけかと思いググったところ、新潟県にもポツンと1ヶ所だけあるんですね。

小高い山の先に美しい朝焼けが広がります。今日も良い想い出が出来ます様に。


先ずは航空自衛隊の三沢基地を訪ねます。

戦闘機が配備された航空自衛隊の基地巡りは今回の旅のミッションの一つです。興味の無い方が殆どでしょうが、お付き合い下さい。

航空自衛隊と米軍および民間の航空会社も使用する軍民共用空港です。

三沢空港の屋上展望デッキから撮影します。100円の入場料が必要です。

航空自衛隊の戦闘機F-2B(複座型)が降りて来ます。

便数は疎らですが民間の航空機も離発着します。JAL国内線のみのようです。

VMFA(AW)-224 Bengals(アメリカ海兵隊 第224全天候戦闘攻撃中隊)の戦闘攻撃機F/A-18D(複座型)が降りて来ます。

同じく戦闘攻撃機F/A-18C(単座型)です。単座型がCで複座型がDになります。

今度は戦闘機F-2A(単座型)です。

「ホークアイ」と呼ばれる早期警戒機E-2Cです。背中に大きな皿形の警戒レーダーを搭載しています。

「ポセイドン」と呼ばれる哨戒機P-8Aです。小型旅客機ボーイング737からの改造機になります。

MADと言う潜水艦を探知するセンサー(磁気探知装置)を装備しませんが、「トライトン」と呼ばれる海軍向け無人偵察機MQ-4Cとの連携で真価を発揮するそうです。

話は変わりますが、この年(2019年)4月に航空自衛隊のステルス戦闘機F-35Aが、ここ三沢で墜落事故を起こしました。3月に初めてのF-35実戦部隊を編成した矢先の事故でした。

この日は米軍のF-35を楽しみに寄ったのですが、9時前から11時過ぎまで2時間半の滞在中は飛びませんでした。

米軍機は岩国で何度も見ている、VMFA(AW)-224 BengalsのF/A-18ばかりでした。たまたま、10月10日(木)から11月4日(月)までの期間で特別な訓練が組まれていたようで残念です。

三沢空港のロビーに掲げられていた垂れ幕です。

ミス・ビードル(Miss Veedol)号とは1931年(昭和6年)に世界初の太平洋無着陸横断飛行に成功した飛行機です。

三沢市の淋代海岸を飛び立ち、飛行時間41時間13分後にワシントン州ウェナッチに着陸したそうです。


続いて、基地に隣接する青森県立三沢航空科学館を訪ねます。

ここにもミス・ビードル号が描かれています。三沢市のシンボルなんですね。

1963年から航空自衛隊で使用された戦闘機F-104Jです。

210機が生産されて日本全国7つの飛行隊で防空任務に当たっていましたが1986年3月に全機退役したそうです。

ここでは展示機の操縦席に座れます。子供さんを連れて行きましょう。

対潜哨戒機P-3の内部です。

「ファントムⅡ」と呼ばれるF-4EJ改です。

昭和46年(1971年)から航空自衛隊で使用されて来たF4-EJ戦闘機の改修型で、レーダーやアビオニクスの性能を向上させた戦闘爆撃機(支援戦闘機)です。

2020年12月14日に実戦部隊から全機退役し、約半世紀の任務を終えています。

そして今年(2021年)3月17日に最後まで残っていた飛行開発実験団(岐阜基地)の機体もラストフライトを行ったそうです。

そして、ここには航空自衛隊OBの方が待機されており、詳しい説明を聞かせてもらえます。私のにわか知識が恥ずかしい・・・。

T2ブルーインパルス機のスモーク発生装置のノズルを指差されています。

私はT2時代のブルーインパルスを知りませんが、離陸時にアフターバーナーを併用すると燃焼したスモークオイルが長い炎を曳いた「トーチング」現象が見られたそうです。

ミス・ビードル号と二人の米国人パイロットのモニュメントです。


道の駅 奥入瀬「奥入瀬ろまんパーク」に立ち寄ります。

缶コーヒーですが「奥入瀬珈琲」と、味噌を付けて焼いた「きりたんぽ」をおやつに一休みしました。

ところで、ここは青森県ですが「きりたんぽ」って秋田県の郷土料理なのでは??


14時半頃に奥入瀬渓流に着きました。

奥入瀬渓流館で見掛けた「ひょうたんランプ」です。たいへんキレイでした。

奥入瀬ランプ工房では製作体験も出来るようです。

右端が奥入瀬渓流の入口で左端が十和田湖になります。

奥入瀬渓流の一部を歩いて散策した後、十和田湖にクルマで上りました。

奥入瀬渓流に沿って十和田湖まで通じる国道102号は、この日から日曜日までの4日間に限りマイカー規制が実施されていました。

この日は平日でしたので10時から14時まで(土日は9時から15時まで)が規制の対象でしたが、規制が解かれた後は断続的に渋滞しました。


16時頃に十和田湖に着きました。既に夕暮れが始まっています。

2~3万年前の噴火でカルデラとなった後、1万年前の更なる噴火で湖となった世界最大の二重カルデラ湖だそうです。

湖面標高は400m、面積は約60平方キロメートル、湖周は約46km、最深部は約327mで深さは日本で第3位との事です。

溶岩で出来た恵比寿大黒島です。

恵比寿島と大黒島の二つに分かれており、社が二つあります。

御前ヶ浜です。この先に乙女の像があります。

十和田湖国立公園指定15周年を記念して昭和28年に建てられた乙女の像です。

彫刻家であり詩人でもある高村光太郎さんの最後の作品らしく、モデルは愛妻で詩集「智恵子抄」で知られる智恵子夫人だそうです。

この時期の遊覧船の運航は16時前に終了しています。


十和田湖を離れ、弘前城に向かいます。

弘前城が紅葉も一緒にライトアップされていると知って駆け付けた次第です。

9月17日(火)に寄った松本城(長野県)のライトアップされた姿に感動した為、弘前城にもかなり期待しておりました。

※松本城を訪れた日の記事はこちらです。

令和元年10月18日~11月10日の期間で「弘前城 菊と紅葉まつり」が行われていました。

弘前市民の皆様には失礼ですが、期待外れでがっかりしました・・・。天守閣が小さい・・・。

松本城の圧勝です。

なお、1627年の落雷で消失する前は、もっと立派な天守閣だったそうです。


この日の晩飯は丸亀製麺 弘前店で、ぶっかけうどん(大)+かしわ天+えび天 690円にしました。美味しゅうございました。


この後は道の駅 ひろさき「サンフェスタいしかわ」で車中泊しました。

本日のまとめ

青森県を旅した2日目です。

三沢基地は私のような戦闘機好きには堪らない場所です。共用空港なので三沢空港の展望デッキから手軽に米軍や航空自衛隊の戦闘機を見学できました。

また、三沢航空科学館は大空ひろばの屋外展示だけ見学しましたが、説明員の方が常駐されており参考になりました。

奥入瀬渓流は平日なのに人とクルマが多く参りました。土日の人出を想像するとゾッとします。

十和田湖は、もっと明るい時間に辿り着いて外輪山の展望台から俯瞰して眺めたかったところです。

弘前城も昼間の明るい時間であれば「菊と紅葉まつり」も含めて映えたのかも知れません。

明日は青森市内で「ねぶたの家 ワ・ラッセ」と「青函連絡船メモリアルシップ 八甲田丸」を訪ねます。

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