南九州を巡る旅 初日:天草(三角西港~牛深ハイヤ大橋)
2022年4月21日(木):3日間を掛けて南九州を巡る旅の初日です。
数年前から牛深ハイヤ大橋がライトアップされる機会があれば訪ねたいと考えていました。
この度、ライトアップされている事を知り、ゴールデンウィークになる前に薩摩半島と大隅半島も合わせて旅する事に決めました。
本日の移動ルート
走行距離:253キロ
本日の旅の記録
私は生まれも育ちも九州で、営業の仕事で全域を30年間動き回っていた為、ハイヤ大橋のある天草も三角町や天草市辺りまでは何度か訪れていました。
なので、更に先になる牛深町までは果てしなく遠い一本道を時間を掛けて走らねばならない覚悟は出来ていました。
橋のライトアップは零時まで行われているそうなので、福岡市西区の自宅を午後になってから出発しました。
トイレ休憩に寄った道の駅「宇土マリーナ」で御輿来(おこしき)海岸を見ています。
「日本の夕陽百選」「渚百選」に選定されている景勝地なのですが、こんな感じの曇天でつまらない風景になりました。
同じく道の駅「宇土マリーナ」から有明海を挟んだ対岸になる、島原半島の雲仙普賢岳を見ています。
三角西港まで辿り着きました。天草らしい入り江の風景です。
三井三池炭鉱の積出港として繁栄した三角西港は、宮城県の野蒜築港、福井県の三国港と共に明治三大築港の一つに数えられています。
なお、明治の港湾施設が完全な形で残っているのは日本でここだけだそうです。
また、2015年(平成27年)に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の一つとして世界文化遺産に登録されています。
私を日本中に連れて行ってくれた愛車です。
軽自動車ですがエンジンは強く良く走りますし、室内高があるので圧迫感が無く疲れません。
なお、一人だけの車中泊ですが、100泊以上こなしています!
東港にある三角港フェリーターミナルです。海のピラミッドと呼ばれています。
まるで巻貝のようなデザインです。
螺旋状のスロープは建物の内側と外側の両方にあります。
屋上からの眺めです。やはり、この曇天では冴えません・・・。
未だこんな所(右上の赤丸印)に居ます。
目指す牛深は天草の最南端になりますので、果てしなく遠い彼方に思われます。
幾つもの橋を越えて先に進みましょう!
途中、平成24年3月に廃校となった宮地岳小学校の跡地を利用した道の駅「宮地岳かかしの里」にトイレ休憩に寄りました。
3月20日から5月5日まで「宮地岳かかしまつり」が行われています。
しかし、もの凄い数のかかし達です。
既に19時になりました。
暗くなると大勢のかかし達がゾンビのようで不気味です(失礼)。
洗面所に飾られていたキレイな花に癒されました。
道灌草(ドウカンソウ)でしょうか!?
これはアマビエを真似た女の子のかかしでしょうか!?
悪疫退散「身代わり神 阿麻毘恵」かがし村悪疫退散本部って書いてあります。
伝説によるとアマビエは1846年(弘化3年)にこの辺り(肥後国)の海に現れたそうです。
新型コロナウィルスの感染拡大を封じ込めてくれるでしょう。
そして、20時近くになりましたが無事に到着しました。
イタリアの建築家レンゾ・ピアノ氏が設計した長さ883mの牛深ハイヤ大橋です。
美しくライトアップされた姿をご覧ください!
いや~、感動しました!この美しい姿は特筆に値します!
来て良かった~!!
余談ですが、美しい曲線形状の橋桁が災いして橋脚上の支承が損壊したらしく、2021年に一時通行止めにした応急工事が行われています。
今後、ゴム製の支承に変える等の根本的な対策を要するそうです。
本日のまとめ
道中の曇天は残念でしたが、250キロ・7時間半を掛けて訪れた甲斐がありました。
この日は平日であった為、この絶景を独り占めしましたが、ゴールデンウィーク中はさぞかし渋滞した筈です。
明日は薩摩半島と大隅半島を巡り、色々な「本土最南端」を堪能します。