南九州を巡る旅 3日目(最終日):鹿児島(桜島~曽木の滝)

2022年4月23日(土):3日間を掛けて南九州を巡る旅の最終日です。

雨の中、鹿児島の桜島および曽木の滝と曽木発電所遺構を巡り、福岡市西区まで一気に帰宅しました。

本日の移動ルート

走行距離:388キロ

本日の旅の記録

昨晩は21時過ぎに桜島へ辿り着きまして、晩飯をコンビニ弁当で済ませた後、道の駅「桜島・火の島めぐみ館」で車中泊しました。

先ずは桜島を見学しましょう。

湯之平展望所まで上がって来ました。未だ7時過ぎなのに既に先客が居ました。

標高373mの中腹なのですが、ここが一般人が立ち入れる最高地点です。

青空であれば絶景でしょう。曇天が残念です・・・。

このギザギザした山容を見て下さい。なんと荒々しい姿なのでしょう。

ツツジがキレイなシーズンです。


麓まで下りて溶岩なぎさ公園に立ち寄ります。

さすが火山である桜島。ここにはとても立派な足湯があります。

雨天の早朝だったので誰も居らず独り占めしました!


次は桜島ビジターセンターを見学しましょう。

桜島フェリー乗り場の傍にある火山のミニ博物館です。

噴火映像コーナーでは大迫力の映像と音響で噴火を体感できます。

この日(4月23日)までに、2022年の噴火回数は9回で爆発的なものは5回あったようです。

大正3年(1914年)と昭和21年(1946年)に大きな噴火があったそうです。

特に大正の噴火では流れ出た溶岩で桜島と大隅半島が地続きになっています。

桜島には凄いところが沢山あります!

桜島は一周約36キロらしく、クルマ:約1時間、自転車:約4時間、徒歩:約9時間で周れるようです。

しかし、徒歩で36キロは無理でしょう・・・。


桜島の河川は殆どが水無し川だそうですが、土石流に対する備えが施されています。
手前に張られた3本のワイヤーがセンサーになっており、切れると警報と監視カメラが作動するそうです。


大正3年(1914年)の大噴火で埋没した腹五社神社(黒神神社)の鳥居です。


桜島には11時半頃まで滞在し、鹿児島県姶良郡湧水町にある幸田の棚田に向かいました。

しかし、これはミス・チョイスでした。

湧水町の皆様には失礼ですが、私には魅力を感じる事が出来ませんでした。なので撮った写真は割愛します。

本来なら「日本棚田百選」に認定された所でもあり、ドローン撮影による高い位置からの映像を見ると魅力的なのですが・・・。

また、水田の時期か稲穂が実った時期なら良かったのかも知れません。


気を取り直して、鹿児島県伊佐市大口にある曽木の滝を訪ねました。

如何でしょうか。

滝幅:210m、高さ:12mもあるらしく、この滝幅は日本一で「東洋のナイアガラ」と呼ばれています。

雨の影響で水量は多く迫力はあるのですが、如何せん暗い空が残念です。

聞いたところによると、大雨が降った翌日の快晴の日がベストだそうです!


続いて、滝から2キロほど離れた曽木発電所遺構に向かいます。

昭和42年の鶴田ダム完成と同時に水没したらしく、渇水期の5月から9月頃に煉瓦造りの建物が姿を現す近代化産業遺産になります。

「九州南部における産業創出とこれを支えた電源開発・物資輸送の歩みを物語る近代化産業遺産群」として登録されている一つです。

令和3年(2021年)7月の豪雨の影響で一部(機械室部分)が倒壊しています。

修復すべきか、在りのままに残すべきか悩みどころでしょう。

       ↓

その後、令和4年(2022年)8月から復旧工事に着手しているようです。

新緑が美しい季節でした。明るい晴れの下であれば映えたでしょう。


15時半頃まで滞在した後、福岡市西区の自宅まで帰路に就きました。

帰宅できたのは21時半を過ぎてました。同じ九州でも鹿児島県は遠い所です。

本日のまとめ

3日間を掛けて南九州を巡る旅を終えました。

この最終日は終日を雨に降られてしまい残念でしたが、天気ばかりは仕方がありません。

鹿児島にはサラリーマン時代は数え切れぬほど出張し、モクモクと噴煙を上げる桜島を対岸の市内側から眺め、風向きの悪い季節には目・鼻・口を覆う程の降灰も何度か経験しました。

今回初めて、その桜島を隅々まで周回し深く知る機会になりました。

また、曽木の滝および曽木発電所遺構も一見の価値ありでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です