全国を巡る旅 第2弾 4日目:乗鞍岳
2019年9月14日(土):2ヶ月半に及ぶ長旅の4日目です。
標高3,026mの乗鞍岳に登りました。
九州で暮らしていると2,000mを越える経験も出来ません。
大袈裟かも知れませんが、気合を入れて臨んだ今回の旅のメーンイベントの一つです。
本日の移動ルート
走行距離:83キロ
本日の旅の記録
昨晩は「ほおのき平」駐車場で車中泊(睡眠時間は1~2時間)しまして、午前3時に販売されるご来光バスのチケットを購入しました。
3時50分位に乗車し「畳平」まで上がります。
ほおのき平は標高1,234m、畳平は標高2,702mらしく、その標高差は1,500m程もあります。
畳平に着いたら急いでご来光を拝むポイントに向かいます。この写真は4時53分の撮影です。
望遠で5時2分の撮影です。
私は道端から拝みましたが「大黒岳」に登って拝む人もたくさんいました。
日が昇る前の暗い中を歩くので灯りを用意しましょう。
広角で見るとこうです。5時6分の撮影です。
望遠で5時8分の撮影です。
広角で見るとこうです。5時11分の撮影です。
朝日が顔を出しました。5時25分です。
山がこんなに紅く染まるのは標高が高いからでしょうか。5時39分の撮影です。
登山用語で「モルゲンロート」と言われる現象らしいです。
あまりの美しさに見惚れてしまい、既にこの場所に1時間近く居ます。
ご来光登山口にある「日本一標高の高い所にあるバス停」2,716mです。
6時前に登り始めます。
絶好のハイキング日和です。
乗鞍岳と言う山がある訳ではなく、「剣ヶ峰」「大日岳」「朝日岳」「富士見岳」など23の峰の総称だそうです。
「富士見岳」から畳平や鶴ヶ池を見下ろします。
7時前なので登り始めて1時間程が経ちました。
向きを変えると旧乗鞍コロナ観測所や不消ヶ池(きえずがいけ)が見えます。
遠くに穂高連峰や槍ヶ岳が見えます。
富士見岳の山頂2,818mです。
7時半を過ぎて「肩の小屋」に辿り着きました。歩き始めて1時間半が経過しています。
左奥に主峰の「剣ヶ峰」3,026mが見えます。肩の小屋が2,765mらしいので250m程登らねばなりません。
遥か彼方に見えますが「ゆっくり登れば大丈夫!」と考えていました。
肩の小屋を覗いてみましたが、休憩した人達は既に上がって行ったようです。
剣ヶ峰の頂上にある「乗鞍本宮」が見えてきました。
この時点で9時です。3時間が経過しています。
もう少しですが、瓦礫に足を取られて思うように歩けません。
剣ヶ峰の頂上3,026mに辿り着きました。
3時間半歩いて9時半でした。もうヘトヘトです。
老人や幼児も元気に登っているのに情けなくなりますが、この絶景を手に入れました!
30分ほど景色を堪能していると息も落ち着いたので、そろそろ下山します。
九州では見られない高山植物「ハイマツ(這松)」が茂っています。この辺りが森林限界でしょうか。
雷鳥に出会う夢は叶いませんでした。
ハードではありましたが絶景を満喫し最高の気分で「ほおのき平」駐車場まで戻ったら残念な事がありました。
クルマに10cm程度の傷を付けられていました。
硬い尖った何かで引っ掛かれたような下地までやられた傷です。
黙って逃げ去る輩が許せません!神様が天罰を与えて下さるでしょう。
駐車場を管理している「ほおのき平スキー場」には届け出ましたが、防犯カメラは設置されておらず分からず仕舞いでした。
明日に向けて道の駅「白川郷」まで移動し車中泊です。
疲れ果てましたので20時には就寝しました。
本日のまとめ
「3,000mを越えたい初心者には乗鞍が簡単」と聞いてチャレンジしました。
未だ50代半ばなのに私には結構ハードで、10年後には登れないでしょう。
今年一番のご来光日和と言われる好天に恵まれ、一生の想い出になる経験が出来ました。
明日は白川郷~金沢を巡ります。