全国を巡る旅 第2弾 59日目:東京湾アクアライン「海ほたる」~横須賀「軍港めぐり」~観音崎~湘南
2019年11月8日(金):2ヶ月半に及ぶ長旅の59日目です。
東京湾アクアライン「海ほたる」で目覚め、横須賀で軍港めぐりを済ませた後、観音崎に寄って湘南に向かいました。
夜は数年振りに懐かしい方と再会し、旨い酒を酌み交わしました。
本日の移動ルート
走行距離:106キロ
本日の旅の記録
昨晩は東京湾アクアライン「海ほたる」で車中泊しました。
「海ほたる」 には幾つものオブジェが飾られていますが、これはカジキのオブジェです。
晩秋から初冬に掛けて房総沖で獲れるマカジキは脂がのった絶品だそうです。
雲が出ていますが、美しい朝焼けを見れました。
朝6時半前です。こんなに交通量が多いとは知りませんでした。
東京湾アクアラインは、神奈川県川崎市と千葉県木更津市をわずか15分で結ぶ、全長15.1kmの自動車専用有料道路です。
9.4kmのトンネルと2ヶ所の人工島(海ほたる・風の塔)、及び4.4kmの橋により構成されています。
横浜の街と富士山が見えます。
行き交う船の先に東京スカイツリー(高さ634m)が見えます。
海底トンネルの換気施設「風の塔」が見えます。
羽田空港が近いので、機窓から眺めた事がある人は多いと思います。
この角度からは分かりませんが、海面上96mの大塔と81mの小塔の二つが立っています。島の外径は195mとの事です。
なお、手前を横切っているRORO船「JFE TOKYO BAY」の全長は63.7mです。
と言ってもピンときませんね。かなり巨大な建造物です。
かずさ 海ほたるPA店で「あさりとバラ干し海苔塩ラーメン」680円を頂きました。美味しゅうございました。
ここからは横須賀に移動して軍港めぐりです!
「⽇本の都市公園100選」「⽇本の歴史公園100選」に選ばれた三笠公園です。
日露戦争でバルチック艦隊を全滅させた連合艦隊の旗艦「三笠」と司令長官「東郷平八郎」の銅像が展示されています。
楽しみにしていた「YOKOSUKA軍港めぐり」のチケットです。
遊覧船「Sea Friend 7」で約45分間のクルーズに出航します。
女性案内人の方が手を振って見送ってくれました。
先ずはアメリカ海軍の曳船(タグボート)です。
アメリカ海軍のミサイル駆逐艦#52「バリー」です。
海上自衛隊の護衛艦#153「ゆうぎり」と練習艦#3518「せとゆき」および護衛艦#116「てるづき」です。
海上自衛隊の護衛艦#110「たかなみ」と護衛艦#171「はたかぜ」です。
※「はたかぜ」は2020年3月に艦種が変更されて、護衛艦#171から練習艦#3520になっています。
12号バースと呼ばれる航空母艦専用埠頭に横付けされた、アメリカ海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」です。
大きいですね。全長は東京タワーと同じ333mと憶えましょう。
アメリカの空母で唯一海外を母港としているそうです。
なお、東日本大震災においては「オペレーション・トモダチ(トモダチ作戦)」と命名された救難活動に貢献したそうです。
アメリカ海軍のミサイル巡洋艦#54「アンティータム」です。
洋上に建てられた、これらは何でしょう?
と書きながらググって調べたところ、「横須賀消磁所」と呼ばれる日本では唯一の艦艇の消磁施設でした。
磁気感応機雷や潜水艦の磁気探知を防ぐ為、磁気を打ち消すそうです。
住友重機械マリンエンジニアリング㈱横須賀造船所が見えます。
アフラマックス型原油タンカー(?)が建造されているようです。
海洋科学技術の研究機関である、海洋研究開発機構(JAMSTEC)横須賀本部が見えます。
支援母船「よこすか」が停泊していますが、有人潜水調査船「しんかい6500」も搭載されているのでしょうか。
また、一般公開で見学できる機会って、どれ位あるのでしょうか。
海上自衛隊の海洋観測艦#5106「しょうなん」です。
海底地形や海流・水質など、軍事目的に特化した海洋情報を収集する艦艇だそうです。
海上自衛隊の掃海母艦#463「うらが」です。
海域の安全を図る為、掃海艦艇の移動基地として燃料や物資の補給などを行うと共に司令塔としての機能も果たす艦艇だそうです。
なお、掃海母艦と機雷敷設艦の双方の機能を兼ね備えているそうです。
海上自衛隊の掃海艇#605「ちちじま」と掃海艇#604「えのしま」です。
船体は繊維強化プラスチック(FRP)で出来ているそうです。
オーストラリア海軍の掃海艇#86「ディアマンティナ」と掃海艇#85「ガスコイン」です。
横須賀でオーストラリア海軍の艦艇を見れるとは意外でした。
10月31日(木)から11月15日(火)まで親善目的での寄港らしく、横須賀の前は10月26日(土)から10月29日(火)まで函館港に寄港していたそうです。
そう言えば、航空自衛隊 千歳基地では9月11日(水)から10月8日(火)までの間、日豪共同訓練「武士道ガーディアン19」が行われていたのでした。
海上自衛隊の潜水艦です。艦名が分かりません。ゴメンなさい。
X舵が見えますので「そうりゅう型」の何れかでしょう。
なお、十字舵と比べると機動性が向上し損傷リスクが低減する為、難しかったコンピュータ制御が可能になった今後はX舵になって行くそうです。
新井掘割水路から見る吾妻島です。
元々は地続きの箱崎半島に掘割水路が掘られて吾妻島になったのは明治22年で、現在は燃料庫地帯として日米で共同利用されているそうです。
横浜DeNAベイスターズ総合練習場が見えます。
追浜公園の新たなファーム施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」に移転した為、この練習場は閉鎖されたそうです。
再び、海上自衛隊の護衛艦#110「たかなみ」と護衛艦#171「はたかぜ」です。
ほぼ一回りして来たようで、軍港めぐりクルーズの終わりが近付いています。
再び、海上自衛隊の護衛艦#153「ゆうぎり」と練習艦#3518「せとゆき」および護衛艦#116「てるづき」です。
軍港めぐりクルーズを終えました。
当時(2019年11月)の案内人の皆さんです。
海自カレーの缶詰って、こんなにたくさんの種類があるんですね。
三浦半島を一周してみようと思い、13時半頃に横須賀港を離れます。
灯台のある観音崎公園に寄ってみました。
浦賀水道を行く海上自衛隊の護衛艦#116「てるづき」が見えます。
先程まで横須賀港に停泊していましたが出航したようです。
観音埼灯台です。日本最初の洋式灯台らしく明治2年1月1日に初点燈しています。
その後、関東大震災で崩壊した為、大正14年6月1日に3代目として再建されています。
なお、全国に16基しかない参観灯台(のぼれる灯台)の一つです。
浦賀水道を行く海上自衛隊の試験艦#6102「あすか」が見えます。
省力化やステルス化を目的とした艦載兵器実験艦らしく、第4世代(OQS-XX)ソナーの設置により艦首が鋭く突出しているのが特徴だそうです。
未だ15時ですが、三浦半島を一周するには時間が厳しそうなので湘南の方向に向かう事にします。
嫌な予感が的中し、渋滞でノロノロとしか進まなくなりました。鎌倉市の稲村ケ崎辺りです。
湘南の美しい夕焼けに江の島とカップルが絵になります。
今晩は茅ケ崎(正しくは辻堂)で、懐かしい方との再会を楽しみにしていました。
この方は私と家内(恥ずかしながら職場結婚です)が若い頃の共通の上司であった川下さんです。
私が所帯を持ったのは、昭和の最後の年(平成元年の4月)でした。
その頃は結婚式に媒酌人を立てるのが当たり前の時代で、媒酌人を頼める人がいない私に「俺で良ければどうぞ」と仰って下さいました。
川下さんご夫妻は、なんと30代半ば(前半?)の若さで大役を果たされました。私には50代半ばになった今でも無理です。
その恩師である川下さんと、数年振りに積もる話と旨い酒を酌み交わし、たいへん幸せなひと時を過ごしました。
有難うございます!
この後は、辻堂にある「第一イン湘南」で24日振りにホテル泊し、溜まった疲れを落としました。
本日のまとめ
車中泊で目覚めた「海ほたる」で清々しい朝を堪能し、横須賀の軍港めぐりを満喫した後は、懐かしい恩師と数年振りに一夕を過ごし、充実した一日になりました。
明日は芦ノ湖~箱根を巡ります。