全国を巡る旅 第2弾 36日目:大樹町~広尾町~襟裳岬~新冠町
2019年10月16日(水):2ヶ月半に及ぶ長旅の36日目です。
大樹町、広尾町を経て強風吹きすさぶ襟裳岬を訪れた後、新冠町まで足を延ばしました。
本日の移動ルート
走行距離:239キロ
本日の旅の記録
昨晩は12日振りに帯広のホテルに宿泊しました。
襟裳岬に向かう途中、大樹町にある道の駅「コスモール大樹」で休憩しました。
1980年代に「航空宇宙産業基地」の候補地とされて以来、官民一体となって「宇宙のまちづくり」を進めているそうです。
この年(2019年)5月4日には堀江貴文さんが設立したインターステラテクノロジズ社の「MOMO」3号機(全長約10m、直径約50cm、重さ約1トン)が、打ち上げの約4分後に113キロの高度に到達しています。
民間主導で開発したロケットの宇宙空間到達は日本で初めての快挙だそうです。
大丸山森林公園にある恋人の聖地「ひろおサンタランド」にオジサン一人で寄りました。
ノルウェー・オスロ市から日本で唯一のサンタランドとして認定されているそうです。
大丸山から望む広尾の町と十勝港、その先の太平洋です。
一瞬だけもの凄い突風が吹いて、枯葉が一斉に舞い上がりました。
今日の昼飯はセブンイレブンの「#つぶつぶコーンポタージュまん」です。美味しゅうございました。
北海道限定と思い込んで買いましたが、全国で販売されてました。
フンベの滝です。岩盤から湧き出した地下水が道路脇に流れ落ちる珍しい潜流瀑です。
左の「えりも黄金トンネル」は平成23年(2011年)に完成した全長4,941mの北海道内で最も長い道路トンネルです。
右の「紅葉覆道」は直ぐ先で通行止めになっており、安全と引き換えに黄金道路の絶景部分を見る事が出来なくなっています。
黄金道路沿いの岩礁ではウミウやヒメウが羽を休めています。
険しい岩壁が続く黄金道路と太平洋を見渡せる「望洋台」です。
ところで何故「黄金道路」なのでしょう。
朝焼けや夕焼けが黄金色に美しいからではなく、難工事の為「黄金を敷き詰められる程、莫大な建設費用が掛かった道路」として揶揄されたのが始まりだそうです。
15kmの砂浜「百人浜」の先にある襟裳岬を目指して南下します。
襟裳岬に着きました。最初の一枚はレトロな雰囲気のお土産屋さんですが特に意味はありません。
日高山脈の突端が約2kmの岩礁となり太平洋に沈み込んだ景観が特徴で、国内有数のゼニガタアザラシの生息地になっています。
カルマン渦をイメージして作られている「風の館」です。
カルマン渦とは「流れの中に立つ柱の両側から交互に規則正しく一定間隔で発生する渦」を言うそうです。
灯台の明かりを遮らないよう、地下に埋もれた形で設計されています。
「日本の灯台50選」に選定されている襟裳岬灯台です。
明治22年(1889年)に初点灯したものの第二次世界大戦の爆撃で倒壊し、現在の灯台は昭和25年(1950年)に再建された2代目だそうです。
この辺りは沖合で暖流と寒流がぶつかり海霧を発生させるらしく、年間霧日数は約108日で一年の三分の一が霧に覆われるそうです。
このように日高山脈の突端が約2kmの岩礁となり太平洋に沈み込んでいます。
更に海面下を約5kmも続いているそうです。
ありました!森進一さん「襟裳岬」の歌碑です。
吉田拓郎さんの作曲なのですね。知りませんでした。
もう一つ、島倉千代子さんが昭和36年(1961年)に唄われた「襟裳岬」の歌碑もありました。
なお、昭和49年「第25回NHK紅白歌合戦」は、紅組のトリが島倉千代子さんで白組のトリが森進一さんだったそうです。
写真では伝わりませんが、身体が崖下に吹き飛ばされそうな強風が吹いています。
風速10m/s以上の風の吹く日が年間300日近くあるらしく、観測史上1位の記録は平成21年10月8日の47.2m/sだそうです。
日が傾いて来ました。
雄大な太平洋に日が沈みます。
かなり距離はありますが、新冠町に向かいます。
道の駅「サラブレッドロード新冠」に隣接したレ・コード館です。
20時頃に到着したのですが未だ開いていました。21時まで開館しているようです。
全国の人々から寄贈されたレコードが収集されています。
2018年5月に目標の100万枚を達成し、2018年6月で寄贈受付は終了したそうです。
ジャズ評論家 油井正一さんの秘蔵コレクション8,500枚も寄贈されています。
ここに集められたレコードは備え付けられたプレーヤーで試聴できます。
ありました!吉田拓郎さんの「洛陽」です。
実は私、カラオケで一番好きな曲がこの「洛陽」なんです。どうでもいい事ですが・・・。
この後は、このまま道の駅「サラブレッドロード新冠」で車中泊しました。
本日のまとめ
北海道の南部を大樹町~広尾町~えりも町~新冠町の順に巡りました。
襟裳岬の太平洋に向かって突き出した岩礁と台風を思わせる強風がたいへん印象的でした。
明日は競走馬の牧場を巡った後、夕張まで足を延ばします。